【インタビュー】河村隆一

 

河村隆一

河村隆一が主催するチャリティーライブイベント開催

 

LUNA SEAのボーカリストとして、さらにはソロでも活動中の河村隆一が中心となり、「令和」という新時代にこれから主役を担っていく子どもたちの未来のために、自身初のチャリティーライブイベント『RK presents Childrenof the New Age~新時代の子供達へ~』を8月19日(月)東京・Zepp Tokyo、24日(土)大阪・なんばHatchにて開催する。このイベントの収益金の一部は、病気や災害、自死などで親を亡くした子どもたちの進学の夢を支援する団体へ寄付される。

「今回は僕が皆さんにお声掛けをして始めたライブイベントなんですけど。みんなでただ集まって音楽をやるだけではなく、誰かの夢になったらいいなと思ったんです。次に世界を楽しませてくれるものを生み出すのは、令和を生きる子どもたちなので、その中で、親を亡くして進学もままならなくて夢が叶えられないという子どもたちに対して、なにか手を差し伸べられたらいいなと思い、微力ですが、このイベントを通して未来の子供たちの夢を叶えられたらいいなと考えています」

そのようなコンセプトのもと、立ち上がった今回のイベントは、なんといってもビジュアル系といわれる音楽ジャンルを牽引し、シーンを駆け抜けてきたバンドのボーカリストを中心にしたメンバーたちが一堂に集結したところに注目が集まる。

「栄喜(ex SIAM SHADE)もマオ(SID)も葉月(lynch.)も明希(SID)もLUNA FES(LUNATIC FEST./ LUNA SEAが主宰したロックフェスティバル)に参加してもらって、それぞれお互いのライブに行ったり日常的にも親交がある仲間たちばかりなんですよ」

さらに、当日のライブは河村を筆頭に栄喜、マオ、葉月といった4人の豪華ボーカリストたちが、河村のソロではおなじみの福田真一朗(Gt)、葉山拓亮(Key)、菰口雄矢(Gt)に加え、今回初参加のShiho(Dr)とSIDの明希(Ba)という編成で組まれたスペシャルなバンドと共演していく形で、ここでしか観られないアクトを展開していくところが今回のイベントの最大の見どころとなる。

「普通のイベントは持ち時間があって、そこで自分のバンドで出ていって曲をやって終わりなんだけど。それだと結局ワンマンを観に行ったほうが濃いものが観られるんですよ。今回はべースとなるバンドを1つに固定して、みんなでコラボレーションしながらここでしか観られない新しいものを作りたいなと思ってます。なので、僕が葉月、マオ、栄喜のライブを横から観てるだけじゃなくて、例えば彼らが歌ってる横でギターを弾いたりバックでコーラスをやったらどうなるんだろうとか。葉月と栄喜が一緒に歌ったらどうなるんだろうとか。そういうふうに出演者が融合することによって化学反応が起きれば、想像がつかないことがステージで生まれる。それが、本当は一番アーティスティックなことなんじゃないかなと思うんです。そうすれば、僕の曲だったら、ここでしか聴けない『I love you』のアクトが生まれるだろうし。せっかくこれだけ才能のある表現者が集まってるイベントなので、音楽家としての新しいクリエィティビティに触れることができるライブにしたいですね。なので、僕は一応エレキとアコギは持っていこうかなと思ってます」

当日はどんな新しいアクトが生まれるのか。

「あの人たちが集まったらきっとこんな場所でこんな飲み物を飲んでいそうとか。そういうものが少しでも想像できた人、それでワクワクした人にはぜひ遊びに来てほしなと思います」

 

プロフィール

カワムラ リュウイチ

‘97年LUNA SEAの活動休止期間中、シングル「I loveyou」でソロ活動をスタート。

 

公演情報

 

RK presents Children of the New Age~新時代の子供達へ~

 

8/19(月)18:30 東京・Zepp Tokyo

8/24(土)18:00 大阪・なんばHatch

 

 

インタビュー・文/東條祥恵

構成/月刊ローチケ編集部 7月15日号より転載

 

 

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