【インタビュー】石崎ひゅーい
2025/7/15(火)

石崎ひゅーいという音楽のSeason2の幕開けに、飛び切りのワクワクを届けたい
これまでも多くの映画、ドラマ、CM等のタイアップ曲や、菅田将暉、アイナ・ジ・エンドらへの楽曲提供を手掛けてきたシンガーソングライター、石崎ひゅーい。疾走感溢れる新曲「HERO」は、先日フィナーレを迎えた桐谷健太主演のテレビドラマ「いつか、ヒーロー」の主題歌として物語をドラマチックに彩った。
「こんなに熱い作品に出会えたことが率直にうれしいし、重要な場面で曲を使っていただいて、自分も最後まで一緒に走らせてもらった気持ちで本当に幸せでした。「HERO」は、学校でも社会でも生活でも、“一人ぼっちかもしれない”という人に一番聴いてほしい曲です。この歌が同じように隣にいることを知ってほしいです。自分で作った曲ですが、歌っていても曲から“大丈夫だよ”と聴こえてくる感覚がある、勇気のわく歌だなと思っています」
ドラマの撮影中には実際に現場を訪れ、キャストやスタッフを前に生歌を披露したというのも、彼の人柄が出たエピソードと言える。
「テレビの前で毎週応援していたのですが、やっぱり直接皆さんにエールを送りたいと思って、半ば無理やり歌わせてもらいました(笑)。桐谷健太さんは優しくて素敵な方で、何度も歌に対して感謝してくださって。お話させてもらって、恐縮ですが表現者として似ている部分があるのかなと思ったり。宮世琉弥くんとは以前違うドラマでご一緒していたので、また一緒にできてうれしかったです。現場にいてくれてホッとしました。お互い音楽をするので、“今度何か作ろうよ”と話をしましたね」
現在は、初の東阪ホールワンマンライブ『石崎ひゅーい LIVE 2025 - Season2 -』が開催中。残すは7月25日に行われる、東京・LINE CUBESHIBUYA(=渋谷公会堂)公演となる。
「渋谷公会堂時代から数々の伝説があったことはもちろん知っています。アイナ・ジ・エンドさんのライブを見に行かせていただいたんですが、素晴らし過ぎて僕もここで歌いたいなと思っていました。ホールは椅子があるので、ライブハウスより落ち着いて歌を聴くことができる、より音楽の世界に没入できる場所だと思います。だからその分、演奏も歌も繊細に届けなきゃと思っています」
そして、東京公演当日となる7月25日は、石崎ひゅーいという歌い手にとっての誕生日とも言える、デビュー日でもある。
「僕は母親のお葬式の歌=「第三惑星交響曲」でデビューしたんですが、田舎道で見ていた星空とか、あの思いは忘れません。あとはファンの方々、歌に触れてくれた人、僕を支えてくれているみんなに、どれだけ新しい景色を見せることができるのか。活動を始めて丸13年、まだまだ旅の途中だと思っています。いろんな感情の変化や時代の移り変わりのなかで、僕が今、大切に思うのは、“変わらずに変わり続ける”ということです。この日は、石崎ひゅーいという音楽のSeason2の幕開けに、飛び切りのワクワクを届けたいと思います」
「今年はこの東阪ホールワンマンライブに懸けてきた」と明言してきた彼だけに、きっといい日になるに違いない。最後に気が早いがその先の未来についても聞いてみた。
「素敵な音楽を届け続けることに変わりはありません。音楽も人も仲間だし、新しい景色を求めます。例えばもっと大きなホールとか、日本武道館とか、バカでかい星空の下とか、そんな場所を目指して、ファンのみんなをそこに連れていくことに尽力したいと思います。ついて来てください!」
プロフィール
石崎ひゅーい/いしざきひゅーい
茨城県出身のシンガーソングライター。'12年に「第三惑星交響曲」でメジャーデビューをはたし、現在は役者としても活躍している。
公演情報
石崎ひゅーい LIVE 2025 - Season2 -
- 7/25(金) 19:00 東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
インタビュー・文/奥“ボウイ"昌史
構成/月刊ローチケ編集部 7月15日号より転載
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