【インタビュー】野内学(1Festival 2025)

2025/8/15(金)

野内学(1Festival 2025)

『食』『音』『遊び』を通して五感全部で楽しめるイベントにしていきたい

茨城県かすみがうら市の第1常陸野公園にて『1Festival (イチフェスティバル)』が開催される。今回はイベント主催者である野内学さんに見どころをたっぷりと語ってもらった。

「元々は『食』や『マーケット』をメインとしたイベントの企画制作を10年ほど前から行っていました。5年前に音楽フェスの企画として「1Festival」を開始しました。お客様に素敵な1日を過ごして頂くことを願って、また思い出の1ページをこのフェスで作っていただけるように、『1』をモチーフとして『1Festival』と名付けました。1年目はコロナで開催ができませんでしたが、今年で4回目の開催です」

『1Festival』は『食』と『音』だけでない、さらなるテーマがあるという。

「アーティストの公演、全国から集まる飲食店、そこに今年は『遊び』というアクティビティのエリアを展開します。16種類ほどのアクティビティを展開して、『食』と『音』だけではなく、実際に皆さん自身で体験して遊べるエリアを用意しています」

家族連れも安心して遊べるよう、中学生以下は入場無料で参加できる。

「子供たちが実際に体験できて、アスレチックに来たような感覚で遊んでいただけるようなエリア展開を考えているので、子供から大人まで1日楽しんでいただけると思います」

『食』に対する拘りも強いのも『1Festival』の魅力だ。

「全国の作り手がお客様に直接販売できるような展開をしたいんですよ。日本酒でいう『酒蔵』であったり、ワインでいう『ワイナリー』のように、卸しの販売店ではなく作り手から直接お客様に届けられるようなブースエリアを組もうと考えています。産地直送ですね」

『食』『音』『遊び』が交わった『1Festival』はどのようなイベントなのか。

「我々が求めていきたいことは五感で楽しめるイベント作りです。『食』も『音』も『遊び』も、イベントのコンテンツだと思っていて。『食』でいえば嗅覚や食感、『音』でいえば聴覚や視覚、そして『遊び』として実際に触れることで五感全部で楽しめるテーマパーク的なイベントとして『1Festival』を展開したいと思っています」

『1Festival』には12組のアーティストが出演予定とのことだ。

「初日はアイドル、2日目は子供から大人まで、皆さんがよく知っているアーティストやバンド、シンガーソングライターにご出演いただきます。まだラインナップはお伝えできませんが、皆さんが驚くようなアーティストにご参加いただくので楽しみにしていてください」

開催地は茨城県かすみがうら市。このフェスを通して伝えたいこととは。

「“茨城を盛り上げてほしい”と自治体からお話をいただいたことがきっかけですが、“茨城って関東なんですね”と言われることもあるくらい認知されていないなと感じていて。なので『1Festival』を通して、まずこの地域に来ていただくきっかけを作りたいと思っています。茨城の空気を感じてほしいし、茨城のご飯も食べていただきたい。都内に流通している米や野菜って、実は茨城産のものが大半で。それだけ美味しいものが実る地域なので、茨城の『食』も堪能して欲しいですね。例えば『ひたちなか市』ってフェスと市が結びついているじゃないですか。『かすみがうら市』と聞いたときに“『1Festival』の場所だよね”と全国の方に認知いただけるようなイベントにしたいです」

プロフィール

野内学/のうちがく

株式会社NGK・代表取締役。自身の地元である茨城県を中心に様々なイベントのプロデュースに携わっている。

公演情報

1Festival 2025

  • 10/4(土)11:00 茨城・第1常陸野公園
  • 10/5(日)11:00 茨城・第1常陸野公園

インタビュー・文/柴山順次
構成/月刊ローチケ編集部 8月15日号より転載


プレゼントキャンペーン


お気に入り登録して最新情報を手に入れよう!

国内アーティスト