【インタビュー】CLAN QUEEN

2024/11/15(金)

CLAN QUEEN

2ndワンマンは規模を拡大しコンセプチュアルなツアーに!

音楽、ビジュアルクリエイティブ。活動の全てがコンセプチュアルであること=“アートロック”を標榜する新世代ユニットCLAN QUEEN(クランクイーン)。詞曲・編曲&グラフィックも手がけるAOi(Gt)、映像も手がけるマイ(Ba)、スキルフルなヴォーカリストyowaによる東京出身の3人組だ。

10月23日には最新EP『TOYS』をリリース。前身バンド“WARS iN CLOSET”時代のナンバーを現体制で再レコーディングした理由について聞いてみた。

AOi「実は、当初はCLAN QUEENという新たなバンド名で始動するというより、WARS iN CLOSETとして新しいヴォーカリストを迎えるという形でyowaを迎えたので、現体制でのリアレンジ、再録というのは当初から視えていたものでした。今回リアレンジするにあたって、WARS iN CLOSET時代から思案していた『TOYS』というEPのネーミングから逆にインスピレーションを得ることができました。おもちゃに例えるなら、昔遊んでいた変身ベルトのプレミア版、再塗装版みたいなものあるじゃないですか? そんな痒いところに手が届くような、今の自分でも満足できるアイテム=EPを目指しました」

『TOYS』に収録された楽曲にまつわるエピソードやレコーディング秘話を聞いてみた。

マイ「『花一匁』と『PLAYER01』のベースリフが複雑で、前身バンド時代のレコーディングでも苦悩していたのですが、あらためてレコーディングすると、ライブで回数を重ねたこともあり、スムーズに終えることができたのが印象的でした」

yowa「『アリスの嘘』、『花一匁』がレコーディングに時間がかかりましたね。『アリスの嘘』は、曲の魔力なのか、歌っていると気分が沈んでしまって休憩を何回か挟まなきゃいけないくらい没入しました。『花一匁』は、ロボットの女の子が恋をするたび記憶をリセットされ続けてしまうという哀しいストーリーだったので、その気持ちで居続けるのが大変でしたね」

AOi「既に前身バンドの楽曲として配信されている楽曲だったので、どのようなニュアンスを足し引きすべきなのかレコーディングでは沢山話し合いました。特に『花一匁』はかなりのリアレンジをしたのでどうなるか不安でしたが、yowaが声を入れた瞬間に掛け算が起きた感触がして、CLAN QUEENの楽曲に成ったなと思いました」

最新EP『TOYS』をリリースし勢いに乗るなか、2025年6月27日より愛知・THE BOTTOM LINE~大阪・BIGCAT~Zepp Shinjuku (TOKYO)を巡る、大規模な2ndワンマンツアーが発表された。

AOi「秋に、Shibuya WWWなどでおこなった1stワンマンツアーで、CLAN QUEENが今できる様々な表現を実現してきたので、来年のツアーではそれらを踏まえ、クオリティーや表現の幅を広げつつもコンセプチュアルなツアーをおこないたいと思っています。まだまだフラッシュアイデアですがスモークを多用した演出をやってみたいですね。イメージ段階なんですけど『NEBULA』というタイトルのような星雲、雲や靄のような演出が僕の頭の中にはあります」

マイ「規模が大きくなっていくことで、スタッフさんも含めて一緒に同じ方向を向いて、私たちのアイデアをどんどん実現できるようになっていけることがありがたいです。CLAN QUEENと、私たちの世界で楽しんでくれるみんなで、一緒にどこまでも突き進んでいきたいですね」

yowa「今までやってきたキャパの倍の広さで出来るので、その分ステージングだったり、演出だったりばちばちにやりたいです。いろんな人の力を借りて、どこまでやりたいことを実現出来るか、私たちも楽しみにしています」

プロフィール

CLAN QUEEN/くらんくいーん

“クリエイティブネオロック”を提唱する新世代ユニット。メンバーはyowa(Vo)、AOi(Gt)、マイ(Ba)。

公演情報

CLAN QUEEN 2nd ONE MAN TOUR NEBULA

  • '25/6/27(金)19:00 愛知・THE BOTTOM LINE
  • 7/6(日)17:30 大阪・BIGCAT
  • 7/12(土)17:30 Zepp Shinjuku(TOKYO)

インタビュー・文/ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
構成/月刊ローチケ編集部 11月15日号より転載


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