【インタビュー】BAND-MAID

2019/10/15(火)

BAND-MAID

“激動”を超え、さらなる“進化”へ

昨年メジャーでの2ndアルバム『WORLD DOMINATION』をリリースし、国内ツアー『WORLD DOMINATION TOUR 2018-2019【侵略】』、そして【宣告】と題し欧米を回る世界ツアーをおこなったBAND-MAID。メイド服姿で重厚でラウドなロックをかき鳴らし、世界征服に向け着々とファンベースを拡大している5人は、今年は“激動”をテーマにさらに暴れまわっている。

小鳩　世界征服を宣告しますという意味の“宣告”、それをより広げていきましょうという“侵略”と題したツアーをやって。その次を考えた時、広げたものをさらに“激動”で震えさせて、もっともっと拡散していきたいなという思いを込めて“激動”としました。BAND-MAIDの魅力のひとつとして、メイド服とお給仕（ライブ）、楽曲のかっこよさのギャップもあるので、その激しさも増やしていけたら。

“激動”と冠し東名阪でのツアーと再び欧米とアジアでのツアーを成功させた。一部の海外ファンは男女ともにメイド服で来てくれたりと、日本のカルチャーを楽しみながら、熱い反応を返してくれるという。

MISA　お客さんのノリや盛り上がる曲が国によって変わるのは面白いですね。

小鳩　MISAはステージドリンクがウィスキーのストレートなんですけど。海外ではMISAコールが起きるたびに、酒を飲んで応えるという。

MISA　基本的にMCでは喋らないので、行動で示しています（笑）

AKANE　日本で盛り上がってくれるのはもちろん、嬉しいのは、海外では登場前からずっとBAND-MAIDコールをしてくれたり、日本語の歌詞でも一緒に歌ってくれたりと熱量が高いんです。

この“激動”のツアーでは新曲も披露。ライブの場で育て上げている「endless Story」は、BAND-MAID史上最強のアンセムとなりそうな爽快でストロングなシンガロング・チューンだ。

KANAMI　スタジアムに、あるアーティストのライブを観に行った時に、私たちがここでやるならどういう曲だろうなっていうことで、帰りにパッと思い浮かんだメロディを録音したんです。広い会場で全員で歌いたいと思って作った曲ですね。サウンドもきらびやかでありつつ、5人のバンド・サウンドで聴かせる曲になりました。

12月にはニュー・アルバムのリリースが予定されるが「endless Story」をはじめ、ブラストビート炸裂のメタル曲「輪廻」や、キャッチーでグルーヴのある「Wonderland」などいいライブを体感しているからこその曲が並ぶ。

小鳩　前作『WORLD DOMINATION』は、世界征服への第一歩という意味合いを込めて作った1枚で。自分たちのハードルを上げて、激しさと強さを強調した1枚だったんです。次のアルバムは、広がりのある今までのBAND-MAIDにはない雰囲気の曲もあるので。楽しみにしていただけたら。

そしてニュー・アルバムを引っさげ、『WORLD DOMINATION TOUR 2018-2019【激動】』の第2章と、来年2月には【進化】と銘打った2公演が決定した。軽やかに爆音を響かせ、タフに進化を遂げているBAND-MAIDを目撃してほしい。

SAIKI　第2章の“激動”はより細かく全国を回ります。東名阪は2回目になるので、前回との差はつけたいと思っていますし、地方公演ではその地方でしか見れないものにしたい。1公演、1公演が特別なものにできるようにと考えています。“進化”というその先の展開も打ち出すツアーなので、楽しみにしてほしいです。