【インタビュー】7ORDER

2026/4/15(水)

7ORDER

7周年記念ライブにも還元できる
ライブハウスツアーにしたい

『ダンス』と『バンド』、2つのパフォーマンスを強みとしてきた7ORDERは、本格的に5人体制で動き出した2025年6月以降、バンドサウンドへと大きく舵を切った。

安井「もともとダンスボーカル中心の活動をしてきたので、バンドスタイルを深掘りする機会があまりなくて。でもバンドという表現を深掘りしたい欲求は前々からあったんですよね」

真田「とはいえ、ダンスを辞めるわけではなくて。メンバー制作曲は結成当初からあるので、音作りから自分たちで作り込むこともしてみたいなと自然と思うようになりました」

3月にリリースしたフルアルバム『ROMAN』は“理屈よりも心が動く表現を信じたい”という5人の感覚を頼りに制作を進めた。その結果、個々の人間味や躍動感、バンドのグルーヴがコンパイルされた。

長妻「“この曲の雰囲気に合わせて、フィーリングで1回弾いてみよう”という場面も多くて。その即興感はこのアルバムの醍醐味の1つだし、やりがいもありました」

諸星「その瞬間を生きている自分たちの音を撮れたんですよね。『星とランデヴー』のサックスソロも、去年撮った音は自分自身のカラーが出たものではなくて。でも年をまたいで再度録音してみたら、自分の音と曲のフィーリングがバチッとハマる感覚があったんです。等身大の自分たちが記録できました」

萩谷「だから今回の制作は、自分自身やグループ、1曲1曲とじっくり向き合えたんですよね。ドラムもタイム感までじっくり吟味できたし、シングル曲の『エール』もアルバム用に再録して、これまでいろんなステージでこの曲を歌ってきたからこそ見えたもの、感じたことを歌にできました。僕らの解釈が変わることで曲の響き方も変わったし、逆にすごく短時間でできた曲もあるし、楽器をリテイクした後に“じゃあもっとこういうアプローチが歌でできるかも?”とか“このマイクが合うかもしれない”みたいにどんどん広がっていった曲もあって。そういう制作は初めてだったし、貴重でしたね。あの時間が全部詰まったアルバムです」

メインソングライターを務めた真田が制作したデモ音源に4人がアイデアを出し、ディスカッションを経て楽曲を完成させる。全曲に5人の知恵と好奇心が反映された。

真田「『星とランデヴー』は80年代の女性アイドルが歌うフュージョンっぽい歌謡曲をイメージしていたんです。だから安井謙太郎をその時代の女性アイドルに見立てて、“ちょっと危険なムードが漂う歌詞を無垢な感じで歌ってほしい!”という僕の要求を貫きましたね」

安井「『幸せにバンザイ』は、さなぴー(真田の愛称)のデモの段階では『幸せになりたい』だったんです。でも7ORDERで発信するならもう少しハッピーなほうがいいし、でもさなぴーから生まれたものがなかったら『幸せにバンザイ』という言葉は絶対に生まれていない。絶妙なバランスだなと思います」

諸星「『Love u Lucky me』はキーを下げた分、イントロを長くしてドラマチックにしてみたら全体的に多幸感が上がったんです。6人で舞台で披露したダンス曲『TRUE SPARK』も、今の5人でライブで披露したら見え方や響き方も変わると思うので、どんな新しい表現が生まれるのか楽しみですね」

4月18日から6月28日にかけて同作を引っ提げたグループにとって初のライブハウスツアーを回り、5月22日にはLINE CUBE SHIBUYAにて結成7周年を祝したアニバーサリーライブを開催する。ツアーは7ORDER史上最小キャパシティとなる会場だ。

諸星「ライブハウスは数多なるバンドのルーツなので、そこにチャレンジすることは7ORDERが次のステージに行くにあたってすごく大事だし、今後発信することの説得力にもつながると思うんです。このツアーで新しいものを見つけられたら、また強くなれると思います」

安井「ステージとフロアが近距離だからこそ生まれる何かがあるだろうし、生身のパフォーマンスで魅せる場では、より個々の人間力が試されるとも思うんです。ライブハウスツアーでの経験が、7周年記念ライブにも還元できる予感がしていますね」

萩谷「『町中華キメたいな』は生楽器っぽくないミックスをした分、ライブで聴くと印象が変わる気がします。さなぴーは会場に銅鑼を持ち込みたいらしいです(笑)」

『ORDER』のアルファベットを順に頭文字にしていたアルバムタイトルも『ROMAN』でラストを飾る。さらには結成7周年も控えるなど、彼らは1つの節目を迎えようとしている。道なき道を果敢に進んできた7ORDERは、それぞれ表現者としての意欲を燃やし続ける。

長妻「目の前のことに追われるように過ごしてきたけれど、年齢を重ねることで自分のやりたいことがはっきり見えてきたんです。音楽も楽しいし、絵も描いていきたい。自分で自分の道を選択できる環境はすごくありがたいです」

真田「これだけ血が通ったアルバムができたからこそ、どんどん勝負をかけたい。自分の力を信じて、超貪欲に動いていきたいですね」

安井「アルバムが完成して、ロマンを追い求めている人間が集まっているんだなとあらためて気づいたんです。そんな5人で今後どんなものを作るんだろう?7ORDERはそういう“わからない”を楽しむ人たちなんですよね」

プロフィール

7ORDER/せぶんおーだー

『バンド』と『ダンス』、2つのパフォーマンス・スタイルを自由に行き来し、唯一無二のエンターテインメントをセルフプロデュースするアーティスト。メンバーは安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、萩谷慧悟、長妻怜央。

公演情報

7ORDER LIVE TOUR 2026 ROMAN

  • 4/18(土) 18:00 神奈川・YOKOHAMA Bay Hall
  • 4/24(金) 19:00 愛知・ダイアモンドホール
  • 4/25(土) 17:00 LIVE ROXY SHIZUOKA
  • 5/2(土) 18:00 福島・hip shot Japan
  • 5/3(日・祝) 18:00 宮城・仙台Rensa
  • 5/24(日) 18:00 神奈川・YOKOHAMA Bay Hall(追加公演)
  • 5/29(金) 19:00 岡山・YEBISU YA PRO
  • 5/31(日) 18:00 福岡DRUM LOGOS
  • 6/14(日) 18:00 NIIGATA LOTS
  • 6/20(土) 18:00 兵庫・CHICKEN GEORGE
  • 6/21(日) 18:00 GORILLA HALL OSAKA
  • 6/22(月) 19:00 大阪・BIGCAT(追加公演)
  • 6/27(土) 18:00 北海道・ペニーレーン24
  • 6/28(土) 15:00 北海道・ペニーレーン24

7ORDER Anniversary Live ~7周年だぜeeeee!~

  • 5/22(金) 15:30 東京・LINE CUBE SHIBUYA
  • 5/22(金) 19:00 東京・LINE CUBE SHIBUYA

インタビュー・文/沖さやこ
構成/月刊ローチケ編集部 4月15日号より転載


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