大ヒット作『アナと雪の女王』をフィーチャー
ディズニーの名曲を、オーケストラの生演奏とヴォーカリストの生歌で届ける『ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2026』が、9月11日(金)からスタートする。全国30都市をめぐり、全51公演をおこなう大人気ツアーで指揮者を務めるリチャード・カーシーに、見どころを聞いた。
Presentation licensed by Disney Concerts. ©Disney ©Disney/Pixar
※写真は過去の公演です
――26年の目玉は?
まずは『アナと雪の女王』です。『アナ雪』と言えば、有名なナンバー「レット・イット・ゴー」が真っ先に頭に浮かぶと思いますが、本作は歌のない劇伴も美しく、ほぼすべての楽曲を演奏できることにワクワクしています。性格も置かれた環境も異なる2人の姉妹が、お互いを思いやる強い家族愛によって困難を克服するストーリーは、プリンセスがいる作品でロマンスに軸を描かない点も画期的です。エンディングまでの約15分が、劇伴のみで展開していきます。素晴らしい音楽がクライマックスを飾るところにもやりがいを感じますね。
そして「レット・イット・ゴー」はやはり、パワフルかつアイコニックなナンバー。本当の自分を見つけ、ありのままの自分を自由にさらけ出す。似たようなメッセージを持った曲は過去にもありましたが、エルサの直面する問題は楽曲にも反映されているというか……。音域だけでなく感情の振り幅も広いので、しっかりと歌い上げるには、まるで険しい山に登るように体力を要します。喉への負担も大きく、歌唱が非常に困難な楽曲です。だからこそ、特に生で聴くとゾクゾクするのでしょう。このエルサ役をはじめ、アメリカから来日予定のヴォーカリストは実力者揃いなので、歌声と表現力に圧倒されるはずです!
――ほかに注目の演目は?
第2部が『アナと雪の女王』をフィーチャーするので、今回の第1部はホットな気候が舞台の作品を集めています。『モアナと伝説の海2』からは「Beyond(End Credit Version)」を、『ターザン』からは「ストレンジャーズ・ライク・ミー」を、また『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』や『ミラベルと魔法だらけの家』からの楽曲もお贈りする予定です。Hot&Coldの対比をお楽しみください(笑)。
――昨年はツアーの序盤で体調を崩されて降板されました。体調はいかがですか?
心臓の病で約3週間、日本での入院を余儀なくされました。最初はもちろん不安でしたが、優秀かつ親切なドクターや看護師の方々からベストの治療とケアを受け、本当にありがたかったです。以前「ディズニー・オン・クラシック」を見に来てくれたスタッフの方から病室でサインを求められたりもして、寂しさや不安が紛れました。帰国後は休養とリハビリの両方に努め、年が明けたころには全く異常なしとのお墨付きをもらうことができました。降板後、急きょ指揮を務めてくれたコンサートマスターの2人には、感謝してもしきれません。共演を重ねてきたことで、仕事仲間であると共に友人でもあるオーケストラ・ジャパンのメンバーとまた会えるのも非常に楽しみです。再会の場ではウルっとしてしまうかも(笑)。
――最後に日本のファンへのメッセージをお願いします
まず昨年来、私の体調をお気遣いいただきご心配や励ましの言葉をたくさんくださり、お礼申し上げます。そして世界一熱心に聴いてくださり、手拍子やペンライトを振って踊るなどして一緒に盛り上がってくださるみなさんの前で、また演奏ができることがうれしく、待ち遠しくてたまりません。興奮と愛に包まれた夢のような時間を共有しに、ぜひご来場ください!
インタビュー・文/山本 航
構成/月刊ローチケ編集部 6月15日号より転載
【プロフィール】
リチャード・カーシー
指揮者、編曲家、ピアニスト、俳優、作詞家として幅広く活躍。2019年より『ディズニー・オン・クラシック』の指揮者を務める。
「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2026」公演情報│ローチケ[ローソンチケット]