クラシック

【レポート】「Concert for KIDS 0才からのクラシック」埼玉公演

Concert for KIDSレポ

【レポート】「Concert for KIDS~0才からのクラシック~」埼玉公演

未就学の小さな子どもと家族が一緒に楽しめる「Concert for KIDS」は、2024年にシリーズ開催25周年を迎える。これを記念し、2024年度は、北海道から沖縄県まで、全国ツアーを開催。今回、2024年6月23日(日)に開催された埼玉・蓮田市総合文化会館ハストピアでの公演の様子をお届けする!




Concert for KIDSはこれまで300会場以上、14万人以上の方が参加した人気コンサート・シリーズ。埼玉・蓮田市総合文化会館ハストピアでは初開催。会場にはたくさんの子どもたちとその家族・保護者たちで溢れ、楽しくあっという間の1時間を過ごした。

コンサートはまずヴェルディ作曲のオペラ「椿姫」より『乾杯の歌』でスタート。今日はどんなコンサートになるのだろうか?4名の出演者による息のあった演奏で、子どもたちの目も早速釘付けに。楽しいコンサートの幕が開いた!

1曲目の演奏の後は、それぞれの楽器のことを演奏と説明を交えながら進行していく。まずひとつめの楽器は、黒くて大きい…ピアノ!



ショパン作曲「小犬のワルツ」の演奏の後、ピアニストの白石光隆がいろんなことを教えてくれた。彼は3才からピアノを始めたそう。「当時はまだ小さいから手をうんと伸ばして鍵盤を触っていました!」
会場には3才の子どももたくさん。今から練習すれば白石氏のようなピアニストになれるかも…!?


続いての楽器紹介は…「私です!」とソプラノの大森智子。誰もが持っている「喉」の中には世界で一番小さな楽器が入っている。



プッチーニ作曲のオペラ「ラ・ボエーム」より『私が街を歩くと』をステージ上だけではなく、客席にも降りて演奏。間近で観て聴く歌声に子どもたちはもちろん、大人たちもうっとりしている様子だった。



コンサートはテンポよくどんどん進行していく。次の楽器は…?今度は客席側からトランペットの上田じんがサプライズ登場!
ヴェルディ作曲のオペラ「アイーダ」より『凱旋行進曲』の演奏の後、トランペットの音の出し方を分かりやすく教えてくれた。ただ息を入れるだけでは、音は出ないのだ…!
そして、今日紹介する最後の楽器。マリンバの浜 まゆみが、いろいろな打楽器も一緒に紹介してくれた。マレットって何?マリンバと木琴って違うもの?と、たくさんのことが分かるようになると、音楽はもっと楽しくなる。



全ての楽器の紹介が終わったところで、“日本のクラシック”ともいえる童謡を会場の皆と歌ったり、身体を動かしながらワルツを聴いてもらったり、音楽に合わせて手遊びをしたりと、音楽を聴くだけではなく一緒に演奏に参加していた。



コンサートはあっという間に終盤へ。
最後の曲はエルガー作曲の「威風堂々」だ。時代を超えて愛されるクラシックの名曲を全12曲、あっという間の1時間でお届け。笑顔溢れたコンサートは、アンコールのアダン作曲「きらきら星変奏曲」で幕を閉じた。
今回の公演には、「Concert for KIDS」オリジナル・キャラクターのそらくんも駆けつけてくれた。コンサートの思い出に、たくさんの子どもたちが記念撮影をし、そらくんもとっても嬉しそうにしていた!
皆がいろいろな音楽に触れていくきっかけになれば、という願いの下、「Concert for KIDS」は、いろいろな場所で、いろいろな内容で開催されるという。今後のコンサートにも期待しよう!

今後の「Concert for KIDS」の予定は決まり次第、公式サイトやローチケ(webサイト)でもお知らせいたします。


《演奏曲》

オペラ「椿姫」より『乾杯の歌』(ヴェルディ)
小犬のワルツ(ショパン)
オペラ「ラ・ボエーム」より『私が街を歩くと』(プッチーニ)
オペラ「アイーダ」より『凱旋行進曲』(ヴェルディ)
トランペット吹きの休日(アンダーソン)
道化師のギャロップ(カバレフスキー)
シンコペーテッド・クロック(アンダーソン)
小鳥のうた~おつかいありさん~アイアイ
ジュ・トゥ・ヴ(サティ)
トルコ行進曲(モーツァルト)
「ラプソディ・イン・ブルー」より抜粋(ガーシュウィン)
威風堂々 第1番(エルガー)
<アンコール きらきら星変奏曲(アダン)>


「Concert for KIDS 0才からのクラシック」公演情報│ローチケ[ローソンチケット]

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