ヒラリー・ハーン ヴァイオリン・リサイタル

2000年にベルリン・フィルとの共演で華々しい日本デビューを飾って以来、研ぎ澄まされた技巧と高貴なる響きを昇華させ、進化し続け、 今やトップ・ヴァイオリニストとして君臨するヒラリー・ハーン。

3度となるグラミー賞受賞と実力は言うまでもありませんが近年はSNSなどを通じて世界中の人々と音楽体験を共有するなど、新たな試みに挑戦し現代の芸術家として幅広い活動を展開しています。

今回、ヒラリーがみせてくれるのは、ベートーヴェンの新たな景色。名テノール歌手エルンスト・ヘフリガーを父に持ち、歌心溢れるベートーヴェン弾きとして知られるアンドレアス・ヘフリガーと、ベートーヴェンの大ソナタ「クロイツェル」を披露します。ヴァイオリンとピアノの二重協奏曲として、交響曲の要素も取り入れながらベートーヴェンが意欲的に創作したとされる作品です。それと対比して演奏されるのが、最後のヴァイオリン・ソナタ第10番。

日本では初共演となるヒラリーとヘフリガー。
ベートーヴェンを敬愛してやまない二人が描く世界にご期待ください。