クラシック

兵庫芸術文化センター管弦楽団 第136回定期演奏会 ハチャトゥリアン&ベートーヴェン第7番

兵庫芸術文化センター管弦楽団 第136回定期演奏会 ハチャトゥリアン&ベートーヴェン第7番

公演情報

木嶋真優が贈る鮮烈なハチャトゥリアン

卓越した演奏テクニックを持ち、さらにテレビなどのメディアでも人気を集める、神戸出身のヴァイオリニスト・木嶋真優が兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)・第136回定期演奏会に登場!「剣の舞」でよく知られ、20世紀のソ連時代に活躍した作曲家、ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲を披露します。疾走するようなヴァイオリンと共に始まる楽曲は、民族音楽の香りをふんだんに取り込んだ名曲です。国際色豊かな若手音楽家で構成されるPACと共に生み出す、情熱的な表現にご期待ください。
演奏会はJ.シュトラウス2世、喜歌劇「こうもり」序曲で幕開け。そしてハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲、後半にはドラマ「のだめカンタービレ」のオープニングでもおなじみ、ベートーヴェンの交響曲第7番をお贈りします。ワーグナーが“舞踏の神化”と称したその力強いリズムとメロディは、聴いていると心が躍り、前向きなエネルギーを受け取ることができるはずです。
指揮は、PAC定期初登場、ドイツの指揮者一家に生まれた、ミヒャエル・ザンデルリンク。ベルリン・フィルやロイヤル・コンセントヘボウ管など、世界の名門オーケストラと共演を重ねる手腕で、PACから新しい魅力を引き出してくれるでしょう。どうぞお楽しみに。

曲目

シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」序曲
ハチャトゥリアン: ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ベートーヴェン: 交響曲 第7番 イ長調 op.92

指揮

ミヒャエル・ザンデルリンク

ヴァイオリン

木嶋真優

管弦楽

兵庫芸術文化センター管弦楽団

プロフィール

ミヒャエル・ザンデルリンク(指揮)

©Markenfotografie

ミヒャエル・ザンデルリンクは、2011-2019にわたり、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めた。21/22シーズンからはルツェルン交響楽団の首席指揮者に就任する。これは、同楽団との10年以上にわたる緊密なコラボレーションの結果である。
客演指揮者としても需要が高く、サンフランシスコ交響楽団で米国デビューの後、インディアナポリス交響楽団とシアトル交響楽団との演奏が予定。ヨーロッパでは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、SWR交響楽団、BBCスコッティッシュ交響楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、との演奏が予定されている。
近年のシーズンでは、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、パリ管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団などがある。

木嶋真優(ヴァイオリン)

©KINYA OTA(MILD)

2016年第1回上海アイザック・スターン国際ヴァイオリン・コンクール優勝。 2000年第8回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール・ジュニア部門にて日本人として最年少で最高位受賞。2004年モスクワでスピヴァコフ指揮ロシアナショナル・フィルと共演、地元紙で、「巨匠 ロストロポーヴィッチが『世界で最も優れた若手ヴァイオリニスト』と絶賛するにふさわしく、見事なテクニックと成熟した解釈で聴衆を圧倒した。」と評される。2011年ケルン国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で優勝、併せてその優れた音楽的解釈に対しDavid Garrett賞も受賞。2002 年度文化庁海外派遣研修員。2015年ケルン音楽大学大学院を満場一致の首席で卒業、ドイツの国家演奏 家資格を取得。2020年キングレコードより新譜「seasons」をリリース。使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェル、宗次コレクションより特別に貸与された Antonio Stradivari 1699 ”Walner”。

兵庫芸術文化センター管弦楽団 第136回定期演奏会 ハチャトゥリアン&ベートーヴェン第7番
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第136回定期演奏会 ハチャトゥリアン&ベートーヴェン第7番