Kバレエの新時代が築かれる瞬間を見届ける舞台になること間違いない!
世にも有名なシェイクスピアの戯曲と、物語を巧妙に綴るプロコフィエフの音楽。そんな絶対的ともいうべき原点を持つ本作の伝統を継承しながらも、熊川は稀代のストーリー・テラーならではの才知と現代感覚をいかんなく発揮し、若き恋人たちの駆け抜けるような真実の愛と、両家の対立がもたらす悲劇とを、かつてない疾走感あふれる展開でより濃密に、極めて演劇的に描き出した。英国美術界の第一人者ヨランダ・ソナベンドとのコラボレーションにより時代考証を徹底させた重厚な美術・衣裳が彩るヴェローナの街の鮮やかな描写、〈バルコニーのパ・ド・ドゥ〉や〈寝室のパ・ド・ドゥ〉、〈マキューシオの死〉といった有名なシーンにも如実に顕れ出る振付の“粋”、戯曲においては端役であるロミオの最初の想い人ロザラインの存在をフィーチャーするなど独自の設定がもたらすドラマ効果。それら意匠をこらした演出の数々が、飽くことなく悲劇の結末へと観客をいざなっていく。
主演は、ファッション界でも活躍している飯島望未や、新鋭プリンシパル髙橋裕哉、そして山本雅也、成田紗弥というおなじみのダンサーに加え、フレッシュな面々が加わり、Kバレエの新時代が築かれる瞬間を見届ける舞台になること間違いない。
ストーリー
舞台はルネサンス時代のイタリアの都市ヴェローナ。名門モンタギュー家とキャピュレット家の間では、長年にわたり敵対関係が続いており、何かにつけて諍いが絶えない。モンタギューの息子ロミオには、思いを寄せているロザラインという女性がいる。ある夜、ロミオは彼女にひと目会おうと、友人のマキューシオとベンヴォーリオと共に、キャピュレット家の舞踏会に忍び込む。だが、そこでロミオを待ち受けていたのはキャピュレットの娘ジュリエットとの運命的な出会いだった。家同士の反目をよそにたちまち恋に落ちる二人。互いへの愛を確かめ合った恋人たちは、修道僧ロレンスのもとでひそかに結婚する。しかしその直後、運命を狂わす事件が起こる。市場でキャピュレット夫人の甥ティボルトが仕掛けてきた争いにより、親友マキューシオが命を落としてしまったのだ。逆上したロミオは、ティボルトを自らの手で刺殺し、ヴェローナから追放されることになる。束の間の逢瀬の後、悲しみに打ちひしがれるジュリエットに、父キャピュレット卿は富裕な青年貴族パリスとの結婚を命じる。ロミオとの愛を貫くため、命がけの決断をするジュリエット……。
芸術監督
熊川哲也
演出・振付
熊川哲也
音楽
セルゲイ・プロコフィエフ
舞台美術・衣裳デザイン
ヨランダ・ソナベンド
舞台美術・衣裳デザイン・アソシエイト
マシュー・ディーリー
衣裳デザイン・アソシエイト
アラン・ワトキンス
照明
足立 恒
指揮
井田勝大
管弦楽
シアター オーケストラ トーキョー
公演日程・キャスト一覧
会場
東京・Bunkamuraオーチャードホール
料金
| 席種 |
料金(税込) |
| S席 |
¥15,000 |
| A席 |
¥11,000 |
| B席 |
¥8,000 |
| C席 |
¥6,000 |
全席指定
5歳以上入場可能(但し、お席が必要です。)
営利目的の転売禁止及び、転売されたチケットでの入場不可。※車椅子でご来場されるお客様はご購入前にチケットスペースまで必ずお問い合わせください。
本公演は新型コロナウイルスの感染予防対策のひとつとして、客席前方を空けて販売いたします。
現段階で販売をしていない空席を、状況により追加で販売する可能性がございます。予めご了承ください。
マスクの着用は必ずお願いたします。お客様には、手指の消毒、検温等にご協力お願いいたします。
発熱・体調不良の場合は、ご来場をお控えください。
入場時には体温チェックを実施します。37.5℃以上の発熱のある方は入場をお断りいたします。