大友直人(指揮者)
桐朋学園大学を卒業。指揮を小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明、岡部守弘各氏に師事。桐朋学園大学在学中からNHK交響楽団の指揮研究員となり、22歳で楽団推薦により同楽団を指揮してデビュー。海外のオーケストラにも多く客演し、2013年にはエネスク国際音楽祭に招かれ「弦楽八重奏曲op.7」を演奏。“繰り返し演奏されているが、今回の演奏は最高の演奏” “日本のオーケストラ演奏が西洋音楽への新しい希望を見出した”と評され、欧米での活躍にも大きな期待が寄せられている。現在、東京交響楽団名誉客演指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団音楽監督。また、2004年から8年間にわたり、東京文化会館の初代音楽監督を務めた。第8回渡邉暁雄音楽基金音楽賞(2000年)、第7回齋藤秀雄メモリアル基金賞(2008年)を受賞。
辻井伸行(ピアノ)
2009年6月、「第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」で日本人として初優勝して以来、国際的に活躍している。ニューヨークのカーネギーホールの主催公演、イギリス最大の音楽祭「プロムス」へのBBCフィルとの出演、ウィーン楽友協会やベルリン・フィルハーモニー、パリのシャンゼリゼ劇場などの世界の著名なホールでの演奏会はいずれも絶賛され、ゲルギエフやアシュケナージなどの世界的指揮者との共演も常に高い評価を受けている。CDも積極的に発表し、2度の日本ゴールドディスク大賞を受賞。作曲家としても高い人気を誇り、映画《神様のカルテ》で「第21回日本映画批評家大賞」を受賞したほか、数多くの映画やドラマのテーマ曲を手掛けている。
琉球交響楽団
2000年琉球交響楽団設立準備委員会発足。楽団員は地元沖縄で活動している演奏家で構成。年2回の定期演奏会、小・中・高等学校での音楽鑑賞会の他、第三回、第四回世界のウチナーンチュ大会、沖縄本土復帰30周年、40周年における式典演奏など、政府や沖縄県からの依頼演奏も多数行っている。また、より身近に音楽を楽しんでもらうため「0歳児からのコンサート」、「オーケストラで紡ぐ沖縄民話絵本の読み聞かせ」を2015年より開催し、好評のシリーズとなっている。2017年には平成29年度全国共同制作プロジェクト プッチーニ歌劇「トスカ」沖縄公演において、管弦楽演奏を務め好評を博した。聴衆とのふれあいを大切に、県民に親しみ愛され、国際色豊かな沖縄県の顔となる交響楽団を目指し活動している。2005年にはファーストアルバム「琉球交響楽団」、2020年3月にはセカンドアルバム「沖縄交響歳時記」をリリースする。
永久名誉代表祖堅方正。音楽監督大友直人。