クラシック
ニーナ・アナニアシヴィリの軌跡 ~最後のクラシック・ガラ~

ニーナ・アナニアシヴィリの軌跡 ~最後のクラシック・ガラ~

チケット情報

ニーナ・アナニアシヴィリの軌跡 ~最後のクラシック・ガラ~

バレエの黄金時代をリードし、世界中を魅了した世紀のプリマ・バレリーナ ニーナ・アナニアシヴィリ。
2017年、ついに日本最後となるクラシック・ガラを決意!
ニーナが日本のファンのために特別に用意した豪華な演目にご期待下さい。
白鳥も、キトリも、これが見納め。歴史的瞬間を、お見逃しなく!


ゲストダンサー決定!
ゲストとして、世界のトップダンサー アレクサンドル・ヴォルチコフ(ボリショイ・バレエ)、
マルセロ・ゴメス(アメリカン・バレエ・シアター)の出演が決定!!

 

公演期間:2017/3/16(木)~20(月・祝)
会  場:東京文化会館 大ホール

 

【Aプログラム】
3/16(木)19:00開演
3/18(土)15:00開演
◆『白鳥の湖』より 第2幕・4幕
◆『セレナーデ』 
◆『眠れる森の美女』より  

 

【Bプログラム】
3/19(日)14時開演
3/20(月・祝)14時開演

◆『薔薇の精』
◆『ゼンツァーノの花祭り』
◆『タイス』パ・ド・ドゥ
◆『モーツァルティアーナ』
◆『ドン・キホーテ』より  

 

 

■出演
ニーナ・アナニアシヴィリ(ジョージア国立バレエ団芸術監督)
ジョージア国立バレエ団
ゲストダンサー:※全日程出演
アレクサンドル・ヴォルチコフ(ボリショイ・バレエ)
マルセロ・ゴメス(アメリカン・バレエ・シアター)
管弦楽:シアターオーケストラ・トーキョー


ニーナ・アナニアシヴィリによる本公演への意気込み到着!

 

■はじめに

「今年で私がジョージア国立バレエ団の芸術監督になってから11シーズン目になります。

この11年間に63の新しい作品を上演しました。そのレパートリーは幅広く、マリウス・プティパのクラシックから、フレデリック・アシュトンの現代ものの作品まで上演しています。」

「来年の3月に行われる公演では、私が芸術監督になって11年間上演してきた作品の中で、とても重要で魅力的だと思う作品を日本のお客様に見ていただきたいと思っています。」

 

■ニーナ・アナニアシヴィリとバランシン

「今回は2つのプログラムで日本の皆さんに私たちのバレエをご覧いただこうと思っています。そこにはそれぞれ『セレナーデ』、『モーツァルティアーナ』というジョージ・バランシンが振付をした曲が含まれています。」

「ジョージ・バランシンは、楽曲に振りを付けるということにおいて、彼以降の見本となるような作品をたくさん残しました。」

「そして今や、バランシンの作品がジョージア国立バレエ団のレパートリーの中に数多く入っています。そもそも、バランシンはジョージアの出身ですので、自分たちの祖国の代表するバランシンの作品をジョージア国立バレエ団として取り組めるのは大変名誉に思っています。」

 

■プログラムについて

「『白鳥の湖』は私にとっても、日本の皆さまにとっても切り離せない作品だと思っていますので、ご覧いただきたいです。ボリショイ劇場でのデビュー作品も白鳥の湖でしたし、ABT(アメリカン・バレエ・シアター)での最初の作品も白鳥の湖でした。そしてABTで最後に踊ったのも『白鳥の湖』でした。そういうこともあり、私のアイコンともいえる『白鳥の湖』は今回のプログラムから外すことは出来ませんでした。」

「ドン・キホーテも大好きな作品です。キトリは私の性格に一番近い役だと思います。久々に踊ります」

 「この公演のプログラムは、私のバレエ人生を凝縮したようなものです。白鳥の湖に始まり、ドン・キホーテ、そして眠りの森の美女。私はデビューからこの3作をまず踊りました。」

「『モーツァルティアーナ』はバランシンが、スザンヌ・ファレルのために振り付けた彼の晩年の作品です。この作品を初めて見たときに自分でも踊りたい!と思ったのですが、当時所属していたボリショイ・バレエ団とABTのレパートリーではなかったため、踊ることが出来ませんでした。」

「ようやく踊ることができたのは、それから20年近く経ってからでした。私の旦那さんが『モーツァルティアーナ』を踊る権利を取得し、プレゼントしてくれたんです。人生で一番素晴らしい、そして高価なプレゼントでした!なのでとてもバランシン、そしてモーツァルティアーナには思い入れが強いです。」

ほかに、長年の友人のキリアンの作品、『小さな死』、アシュトンの「タイス」といった作品も日本のみなさんに見ていただきたいです。

 

■“最後の”クラシック・ガラについて 

私は引退をするわけではありませんよ(笑)。

「白鳥の湖」、「眠りの森の美女」、「ドン・キホーテ」。こういったクラシックを踊るには、毎日鍛錬しなくてはなりません。それは大変なことです。あと1年は頑張ろうと思っています。ですが、こうした作品をお見せするのは来年で最後ということです。

1幕もののバレエなどはまだ踊っていきます。