テレビ観戦だけじゃもったいない! サッカースタジアム観戦のすすめ
スタジアム観戦レポート! Jリーグ【柏レイソル編】 詳細はこちら [2019/11/07 追記]
テレビでも、選手たちの一挙手一投足にハラハラドキドキして、思わず夢中で観てしまう、サッカー。ゴールの瞬間「やったー!!!」となる興奮を、スタジアムで味わってみませんか?
2月に2019年の日本プロサッカーリーグ(以下「Jリーグ」)が開幕し、また各地で熱いプレーが行われています。
Jリーグには、世界最強チームに所属していた司令塔の選手や、リーガエスパニョーラ、プレミアリーグ、セリエA、ブンデスリーガなど世界有数のプロサッカーリーグを渡り歩き、今でも魅了してやまない元国代表選手ほか、日本代表に選出された経験を持つ選手など、すばらしいテクニックを持った選手が多く在籍しています。
プロサッカー選手の超絶技巧なプレーや、スーパープレー、ゴールパフォーマンスを直接スタジアムで観てみませんか? 試合観戦はもちろん、いろいろな楽しみ方ができるスタジアム観戦についてご紹介します。
クラブ数は58! Jリーグってどうなっているの?
1993年にスタートしたJリーグ。現在は、北は北海道から南は沖縄県までを合わせて加入クラブチーム数は、なんと58クラブあります。(2019年シーズン時点J1、J2、J3の加入数)始まった当初は10クラブのみだったJリーグも今や約5倍にクラブチームが増えました。
お住まいの都道府県・地域にJリーグクラブがある方も多いのでは? もし、お気に入りのチームが無いという方は、お近くのチームの試合に足を運んでみてはいかがでしょうか。
なお、JリーグはJ1、J2、J3とカテゴリーが分かれており、それぞれのカテゴリーで総当たりリーグ戦が行われます。年間を通してホームとアウェイで戦いを繰り広げ、シーズン終了時の順位で、各カテゴリーの優勝はもちろん、上位カテゴリーへの「昇格」や、下位カテゴリーへの「降格」が決まります。
年間を通して見逃せない試合が続くのも、Jリーグならではの魅力です。
「昇格」「降格」とは?
J2、J3では、そのシーズンの年間順位上位2チームが、上位カテゴリーへ「昇格」、翌シーズンから上位カテゴリーで戦います。
対してJ1、J2は、年間順位下位2チームが下位のカテゴリーへ「降格」、翌シーズンから上位カテゴリーを目指し戦います。
また、J2には年間順位上位2チーム以外のチームがJ1への「昇格」をかけて戦う「J1参入プレーオフ」があります。トーナメント方式で年間順位3位から6位のチームが戦い、そこで勝利した1チームがJ1の年間順位16位と対戦、J1「昇格」をかけて戦います。勝てば上位カテゴリーの「昇格」が決まります。
年間通して戦うリーグ戦、トーナメントで戦うカップ戦。何が違う?
本サイトもそうですが、Jリーグや各クラブの公式サイトを見ていると、試合によって「リーグ戦」「○○杯(カップ)」と記載されています。
国内サッカーの試合には、上記にも記載している、年間を通して戦う「Jリーグ」のほかに、前年度のJ1チームが4グループに分かれてトーナメントで戦う「JリーグYBCルヴァンカップ」(以下、「ルヴァンカップ」)や、J1、J2チームとアマチュアシードチーム、都道府県代表チームが出場する「天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会」(以下、「天皇杯」)などがあります。
どちらもトーナメント戦で、「ルヴァンカップ」は、21歳以下の選手1人以上のスタメン出場が義務付けられており、より若手の存在がクローズアップされます。一方、天皇杯は、カテゴリーを超えたリーグ戦にはない組み合わせの試合が観られるため、リーグ戦とは異なった雰囲気の試合を味わうことができます。
なお、J1優勝チームと天皇杯優勝チームが戦う「フジゼロックススーパーカップ」や、J1の上位3チームだけが出場できる「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)」などもあります。
いざ、スタジアムへ! まずはチケット購入の前に、席種をチェック!!
サッカー観戦に行くには、もちろんチケットが必要です。
ローチケでも販売しておりますが、各試合たくさんの席種があります。席種の名称を見ていると、「これはどこの座席だろう?」と思う方もいらっしゃると思います。ここで簡単にご説明します。
席種によく出てくるワード
「ホーム」「アウェイ(ビジター)」
「本拠地」という意味合いを持つ「ホーム」は、そのチームが拠点とする場所が試合会場となる、または、試合を主催しているチームのことを指します。「アウェイ(ビジター)」は、その逆で「敵地(に乗り込む)」、「敵陣(に乗り込む)」といった意味合いで、その「ホーム」試合の対戦相手のことを「アウェイ(ビジター)」と呼んでいます。席は毎試合、「ホーム」、「アウェイ(ビジター)」で対面して設置されており、応援したいチーム側の座席を選択します。
なお、チームによっては、「ホーム」側の座席で「アウェイ(ビジター)」チームのグッズ等を身に着ける事を禁じている場合がありますので、チケットを購入される際はお間違えの無いように。
「メイン」「バック」
こちらはスタンドの名称です。
テレビと同じ方向で観戦することができ、ピッチへの出入口や、両チームのベンチが設置されている側が「メイン」、その対面に当たる席が「バック」となります。
・どちらのチームを応援するか(ホーム/アウェイ)
・どちらのスタンドで観戦するか(メイン/バック)
を選ぶと、ご希望の席種が絞られると思います。
そこに、見る場所(ピッチをどの角度から見るか)や、指定席で見るか、自由席で見るかによって座席が変わります。
ローチケのサッカーページでは、各チーム毎に特設ページがあり、各ホームスタジアムの席割図を掲載していますので、ぜひご参照ください。
※ローチケでは一部お取り扱いしていない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
サッカー観戦に持って行って良かった3つの便利グッズ
ここでは知っておくと、もっと観戦が楽しめるポイントをご紹介します。
スタジアムへ行く時の持ち物は? 季節毎でおさえておきたいポイントも
スタジアムは基本野外です。急に雨が降り出す事もあるので、雨合羽や荷物を入れるための大きめのビニール袋を何枚か持っておくと安心です。
ほかにはスタンド席で約2時間くらい観戦 するので、下記のアイテムを会場に持っていくととても便利です。
・双眼鏡
・シートクッション
・S字フック(大サイズ)
もちろん、チケットは忘れずに! チケットホルダーやお財布など、入場口でスムーズに出せるところに入れておきましょう。
さらに季節によっても注意するポイントは異なります。
夏は炎天下の中での観戦という事もあるので、帽子や日焼け止めをはじめとした暑さ対策と、十分な水分補給を心がけてください。ちなみにお酒では水分補給はできません。
毎年、観戦中に熱中症になってしまうサポーターが少なからずいるそうなので、こまめに水分補給をおこなってください。
シーズン初めの春や晩秋などは寒さ対策が必須です。動かずじっと座っていると寒さが応えます。カイロやマフラーなど防寒グッズをご用意ください。
服装は自由ですが、スタンドの移動など段差がある所も多いので、動きやすい格好がおすすめです。
また、応援するチームカラー(ユニフォームのメインカラーなど)を身に着けていると、より応援にも力が入るかも。
応援もパワーアップ! 応援グッズもおすすめ
スタジアムでは、オフィシャルグッズを販売してるブースがあります。チーム毎に取り扱われているグッズは異なりますが、レプリカユニフォームやTシャツなどのアパレルグッズや、タオルマフラー、メガホンなどの応援グッズ、ステーショナリーや、お土産にぴったりなお菓子など、さまざまな商品が扱われています。
また、暑い季節は帽子、寒い季節はひざかけなどの防寒グッズなど、季節によって観戦する時に欲しいグッズがあるので、ぜひ、初めてスタジアムに行かれた際は一度のぞいてみてはいかがでしょうか。
名産・名物グルメが味わえるスタグルで応援前のエネルギー補給を
Jリーグは「地域に根差したスポーツクラブ」を目指しているので、試合当日のスタジアムではその地域ならではのものがたくさんあります。
スタジアム内および周辺にて飲食を販売している店舗では、「スタジアムグルメ(スタグル)」と呼ばれる、その地域の名産・名物グルメが味わえます。複数の店舗が出店しており、空腹のままでスタジアムへ行くと、美味しそうな匂いに惑わされてしまうことも。例えば、桃やブドウ、メロンなど名産である果物を使ったジュースをはじめ、ソーセージやベーコン、ラーメンに丼物などといったフードメニューが販売されています。
また唐揚げや、コロッケやカレーパンなど片手で、サッと食べられるフードメニューも魅力的です。対戦チームによってフードメニューが変わる店舗もあります。そのほかにも濃厚ソフトクリームや、ふんわりかき氷、チーズタルトなどといったスイーツも豊富。季節限定メニューに加えてその日にしか食べられないフードメニューもあるので、ぜひチェックしてみてください。
ご当地イベントや、親子で楽しめるイベントなど、試合前にもお楽しみがいっぱい
スタジアムで見られるのは、試合だけではありません!
春休みやゴールデンウイーク、夏休みなどのスペシャルイベントや、プロサッカー選手とのハイタッチ、選手なりきり写真撮影、子どもサッカー教室などのサッカーに関するイベントはもちろんのこと、子どもたちが記者やカメラマンとなってサッカーを報道する・広報するといったお仕事体験をはじめ、スタジアム内のお仕事や、Jクラブチームのスポンサー企業のお仕事体験などのキッズイベントも行われています。
そのほかにも、名産・名物が大集結するグルメ祭り、ちょっと変わったところでサーフィン体験、地ビールとヨガを融合させたビールヨガといった他スポーツの教室開催などもあります。こうしたイベントも地域ならではの限定イベントであり、新たな地域の魅力とも出会えることができます。ちなみに予約制のイベントもありますので、まずはJクラブチームの公式ホームページでご確認ください。
試合前の選手も見れる! スタジアムでは早めに席に座っているのがおすすめ
試合前のピッチにも注目です。試合にもよりますが、試合前には子どもたち(ジュニアサッカー)による試合が行われていたりします。プロ顔負けといったテクニックを披露する子どもたちのサッカーも必見です。
試合開始から大体1時間~30分前に選手たちが入場し、ウォーミングアップを開始します。サッカー選手がサポーターたちに挨拶をし、サポーターたちもそれに応えて応援するといった盛り上がりがみられるので、ウォーミングアップ前には席につくようにしましょう。
試合開始時の選手入場時には、サポーターたちが「がんばれ! 応援してるぞ!!」といった思いを込めて、マフラータオルやユニフォーム、そしてチームエンブレムや応援している選手の名前が入ったフラッグをフィールドに向かって掲げます。
開幕戦や大一番の試合などでは、サポーター全員がエンブレムや、Jクラブチームのキャッチフレーズなどを席全体を使って表現する「コレオグラフィー」が行われます。滅多にみられる光景ではないので、必見です。また、ナイトゲームになると、ライブフェスさながらのケミカルライトを使った試合開始の演出をする試合もあるので、一緒に体験してみてはいかがでしょうか。
試合中はゴールが決まった瞬間、わっと歓声が沸きあがり、鳥肌が立つほどの感動を呼び起こしてくれます。周りのサポーターたちと喜びを分かち合うのもサッカー観戦の醍醐味。ちなみに、うっかりゴールシーンを見逃してしまった! なんてことがあっても大丈夫です。こちらもスタジアムにもよりますが、スタジアム内にある大型スクリーンで、ゴール直前からのシーンをリプレイしてくれます。
ハーフタイムでは、前半の試合の走行距離やゴールキープ率、シュート本数などデータの表示や、ほかのスタジアムで現在行われている試合の結果などを教えてくれます。試合後には、ヒーローインタビューのほかホームの選手たちがコートを一周回ってサポーターたちに挨拶していきます。ここが撮影チャンスです! ぜひ、思い出に撮ってみてください。
また、頑張った選手たちの名前を呼んでみたり、手を振ってファインプレーを讃えてください。これも応援方法のひとつです。
サッカーはもちろんのこと、それ以外でも楽しめるサッカー観戦、いかがでしたか? Jクラブチームによっては現日本代表選手と元日本代表選手の対決が実現したり、各国の代表選手との対決、さらには、兄弟でサッカー選手となっての兄弟対決など面白い対決も観られます。
ぜひ今シーズンは、スタジアムでサッカー観戦デビューしてみてはいかがでしょうか。
<サッカー観戦チケットはこちらから>
(画像提供:柏レイソル)