今シーズンのみどころ
過去20年で最大の変更を遂げたF1に注目!
目が離せない状況が続くシーズン後半戦
世界最高峰の自動車レースとしてモータースポーツファンを魅了しているF1。今季は10チーム20名のドライバーが参戦。3月のオーストラリアGPを皮切りに、世界20カ国を転戦しながらタイトル争いを繰り広げている。
今季のF1はラップタイムの向上を目指し、過去20年で最大の変更とも言われるほどレギュレーションを大幅に改定。タイヤのワイド化に伴うボディワークの変更、空力やマシンの動力源となるパワーユニットに関する規定も変わったことで、チーム勢力図の塗り替えがささやかれていた。実際、第1戦オーストラリアGP、第3戦バーレーンGP、第6戦モナコGPではフェラーリのセバスチャン・ベッテルが優勝。また第6戦で1・2フィニッシュを飾ったことでフェラーリがチーム選手権(コンストラクターズ・ワールドチャンピオンシップ)ランキングで首位に再浮上した。しかし、過去3年間にわたりドライバー選手権(ドライバーズ・ワールド・チャンピオンシップ)とチーム選手権のタイトルを独占したメルセデスがこのままで終わるはずはなかった。第7戦カナダGPで今季初の1・2フィニッシュを果たすと、シーズン折り返しの第10戦イギリスGPではルイス・ハミルトンが母国レース4連覇&今季4勝目を納め、9番手スタートのバルテリ・ボッタスも2位を獲得。43ポイントを積み重ね、2位フェラーリとの差を55ポイント差に広げた。そのチーム選手権ではメルセデスとフェラーリの争いになりそうだが、ドライバー選手権では、ベッテルをハミルトンが猛追。第10戦終了時点で1ポイント差に迫っている。また、3位のボッタスにもチャンピオンの可能性が残されているため、目が離せない状況は続いている。
| 順位 | ポイント | ドライバー |
|---|---|---|
| 1 | 177 | セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) |
| 2 | 176 | ルイス・ハミルトン(メルセデス) |
| 3 | 154 | バルテリ・ボッタス(メルセデス) |
| 4 | 117 | ダニエル・リカルド(レッドブル) |
| 5 | 98 | キミ・ライコネン(フェラーリ) |
| 順位 | ポイント | コンストラクターズ |
|---|---|---|
| 1 | 330 | メルセデス |
| 2 | 275 | フェラーリ |
| 3 | 174 | レッドブル |
| 4 | 95 | フォース・インディア |
| 5 | 41 | ウィリアムズ |
*2017年7月16日 第10戦イギリスGP終了時点
ドライバーの腕が問われる屈指の難コース
シーズン終盤の第16戦目として開催される日本GP。舞台となる鈴鹿サーキットは、F1開催コースでは唯一の8の字のレイアウトで、ドライバーを翻弄する屈指の難易コースと言われている。アップダウンが激しく、高速、中速、低速の各コーナーがバランスよく点在し、前半のS字区間はコーナーが連続。ミスをすれば大きなタイムロスとなるほか、コース幅が狭くオーバーテイクのポイントが少ないため、後方からの追い上げが難しく、予選が重要なコースになっている。とくに今シーズンは車体が大型化しているため、例年以上にドライバーの腕が問われる厳しいレースになることは確実。しかし、過去にはキミ・ライコネンが17番手スタートから奇跡の逆転優勝を飾り、小林可夢偉が5度のオーバーテイクを披露するドラマもあっただけに、今回も白熱の攻防戦に期待したい。
チャンピオン争いが過熱する中、2009年から4度の優勝を含む7年連続で表彰台に立ち“鈴鹿マイスター”と称されるベッテル(フェラーリ)、2年ぶりの制覇を狙うハミルトン(メルセデス)らがどんな走りを見せるのか。最下位に低迷するマクラーレン・ホンダは凱旋レースで良い走りを披露できるのかなどにも注目したい。
