「近代演劇の父」イプセン「日本演劇界の巨匠」栗山民也
理性、情欲、打算、ひとたび均衡が破れた時、現れてくるものとは ―――
【Story】
歴史と伝統に縛られたロスメルスホルムと呼ばれる屋敷には、所有者ヨハネス・ロスメル(森田剛)と家政婦のヘルセット(梅沢昌代)、そしてロスメルの自殺した妻ベアーテの兄・クロル教授(浅野雅博)の紹介により、レベッカ(三浦透子)という女性が下宿人として住んでいた。
ある日、ロスメル家を訪ねたクロル教授は、モルテンスゴール(谷田歩)が掲げる「新しい進歩主義」に対抗すべく、ロスメルを保守派に引き込もうとするが、ロスメルはレベッカの影響でこの古い体質から解き放たれようとしていた。
ロスメルは若い頃、家庭教師だったブレンデル(櫻井章喜)という自由思想家に影響されていて、レベッカは、その彼の後を継ぎ、自分こそがロスメルを自由にすることができる人物だと信じていたのだ。
説得を試みるクロルはレベッカがベアーテを死に追いやった原因だと告げる。「進歩主義の同志」というレベッカへの気持ちは愛情だったのかと気づくロスメル。心に罪を抱いたロスメルとレベッカがとった道とは……。
原作
ヘンリック・イプセン
脚色
ダンカン・マクミラン
翻訳
浦辺千鶴
演出
栗山民也
出演
森田剛 三浦透子 浅野雅博 谷田歩 櫻井章喜 梅沢昌代
日程・会場
公演日 |
会場 |
10/28(土)・10/29(日) |
愛知・ 穂の国とよはし芸術劇場 PLAT 主ホール |
11/3(金・祝)~11/5(日) |
福岡・キャナルシティ劇場 |
11/10(金)~11/12(日) |
兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール |
11/15(水)~11/26(日) |
東京・新国立劇場 小劇場 |