ネズミの鼓動は速いから
あっという間に一生分の鼓動を打ち鳴らしちまうのさ
【introduction】
ニワトリに狐、細菌兵器、ロボット、儀式人形、害虫、海洋生物……。
世界の片隅の存在に目を凝らし、心を描き続けてきたおぼんろの新作は、なんと生体実験用の鼠たち。
海外公演も果たしたおぼんろは、近年大規模な公演を行ってきましたが、
第25回は、24ケ月ぶりの劇団員だけの本公演!
原点回帰となる、5年ぶりの360度縦横無尽スタイル!
物語は末原拓馬が6年間温め続けていた現代の寓話。
「何に齧り付いてでも絶対に笑う」という信念を胸に、トレードマークの涙を顔に記しながら上演します。
想像してみてください。
純度100000%のおぼんろ空間に帰郷して大笑いするあなたのことを。
【あらすじ】
昔々、とある都会の片隅にある研究所で、ネズミたちが生体実験を受けておりました。注射が体に合わない者は次々に命を落としていきましたが、仲間たちの死を背負いながら、ネズミたちは懸命に鼓動を刻み続けておりました。だって生き残った1匹の命は、なんと世界のために役に立つのですから
ところがある日、研究所が突然閉鎖されることになりました。
処分される運命に抗い、彼らは戦争の混乱が広がる都会の街へと逃げ出します。
果たして生き残るのは誰だろう。
研究所の職員をどうにか探さなくっちゃ。
小さな足音が響く夜の街──その先に待つのは希望か、絶望か。
あなたにきっと届いて欲しい、切なくも美しい小さな鼓動。
作・演出
末原拓馬
出演
末原拓馬
さひがしジュンペイ
わかばやしめぐみ
高橋倫平
日程・会場
公演日 |
3/4(火)~3/9(日) |
会場 |
東京・新宿シアターモリエール |