【STORY】
その日その銀行には、13人の人々がいた。
突如現れた紫色の帽子を被った風変わりな強盗(平埜生成)は天井に向けて一発の銃弾を放つと、こう言った。
「今持っている物の中で最も思い入れのある物を差し出せ」
先頭に立っていた男が100ドル札を出すと、強盗はそれを破らせ再び口を開いた。
「言葉の意味をよく考えろ。最も大切な物を差し出すんだ」
13人それぞれが思い出の品を渡すと、強盗は
「私はあなた達の魂の51%を手にした。それによりあなた達の身に奇妙な出来事が起きる。自ら魂の51%を回復しない限り、命を落とすことになるだろう」
と告げ、姿を消した。
かくして13人の被害者達に信じられないような出来事が起きる。
デイビッドの年老いた母親は98人に分裂し、ドーン(入山法子)は足首に彫ったライオンのタトゥーが体から抜け出し、24時間追い回されるハメに遭い、ジェニファーは自宅の居間で神と遭遇した…。
自らも被害にあった刑事(栗原英雄)は被害者達を集めるが、解決の糸口は見つからず、新たな“不思議”が起き続ける。
目に見えた被害に見舞われていなかったステイシー(花總まり)だったが、ある晩、自分が少しずつ縮み始めていることに気づく。夫(谷原章介)は気のせいだと笑うが、縮んでいくペースを計算し、彼女は知る。
八日後には自分が消えてしまうことを--。
縮みゆく妻、彼女を救おうとする夫、すれ違いの続いていた夫婦関係に変化が訪れ、やがて奇跡が訪れる----。
原作
アンドリュー・カウフマン
脚本/演出
G2
出演
ステイシー:花總まり
夫:谷原章介
銀行強盗:平埜生成
ドーン:入山法子
刑事:栗原英雄
中山祐一朗 吉本菜穂子 幸田尚子 楢木和也
西山友貴 吉崎裕哉 山口将太朗 黒田勇 須崎汐理 山崎眞結
※吉崎裕哉、須崎汐理の「崎」は「たつさき」が正式表記
日程・会場
公演日 |
会場 |
2024/4/1(月)~4/14(日) |
東京・日本青年館ホール |
2024/4/20(土)・4/21(日) |
大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール |
2024/4/26(金)~4/28(日) |
愛知・御園座 |