あらすじ
[前篇]
エリック(福士誠治)と劇作家のトビー(田中俊介)、初老の不動産王ヘンリー(山路和弘)とそのパートナーのウォルター(篠井英介)の2組のカップルを中心に物語は展開する。ウォルターは「田舎の家をエリックに託す」と遺言して病死する。トビーの自伝的小説がヒットしてブロードウェイで上演されることになるが、その主役に抜擢された美しい青年アダム(新原泰佑)の出現により、エリックとトビーの仲は破たんする。しかしトビーはアダムにふられ、彼にそっくりのレオ(新原泰佑:二役)を恋人にする。一方、リベラルと保守の両極のようなエリックとヘンリーが、ふとしたことから心通わせる。エリックは、ウォルターの遺言の「田舎の家」が、エイズで死期の近い男たちの看取りの家となっていることを知る。
[後篇]
エリックとヘンリーが結婚することになり、ジャスパー(柾木玲弥)ら古い友人たちとの間に溝ができる。結婚式に、トビーがレオを伴って現れる。レオを見て顔色を変えるヘンリー。トビーは式をぶち壊して失踪する。トビーに捨てられHIVに感染し行き場をなくしていたレオをアダムとエリックが救う。レオを「田舎の家」に連れて行くと、そこには男たちに寄り添い続けたマーガレット(麻実れい)がいて、この家で起ったことを語り始める…。ウォルターの遺志を継ぐ決心をするエリック。レオは彼らの物語を書き残していく。
作:
マシュー・ロペス
(E・M・フォースターの小説「ハワーズ・エンド」に着想を得る)
演出
熊林弘高
出演
福士誠治、田中俊介、新原泰佑、柾木玲弥、百瀬 朔、野村祐希、佐藤峻輔、
久具巨林、山本直寛、山森大輔、岩瀬 亮/篠井英介/山路和弘/麻実れい
*麻実れいは後篇のみ
日程・会場
公演日 |
会場 |
2024/2/11(日・祝)~2/24(土) |
東京・東京芸術劇場プレイハウス |
2024/3/2(土) |
大阪・森ノ宮ピロティホール |
2024/3/9(土) |
福岡・J:COM北九州芸術劇場 中劇場 |