マイページ
会員
チケットを探す
カテゴリ
エリア
旅行チケットを探す
システムメンテナンスのお知らせ(10月実施)
定期的なパスワード変更のお願い
今回演出を務めるのは、現在、イギリス・ロンドンのグローブ座(Shakespeare's Globe)のアソシエイト・アーティスティック・ディレクター(準芸術監督)を務め、2022年春に近代古典の名作『セールスマンの死』の演出で、高度経済成長期の資本主義の歪みを重ね合わせた斬新な演出により、日本の演劇ファンを唸らせたショーン・ホームズ。 『セールスマンの死』では主演の段田安則が、第30回読売演劇大賞 最優秀男優賞を受賞、さらに令和4年度(第73回)芸術選奨文部科学大臣賞をも受賞するなど、高い評価を得ました。 2020年の『FORTUNE』ワールドプレミアでの初登場以来、日本での演出が3回目となる今回は、「チェーホフ四大戯曲」のうちのひとつであり、チェーホフの生涯最後の戯曲である『桜の園』を手掛けます。 ショーン・ホームズが上演台本に選んだのは、これまで数々のタッグを組んできたサイモン・スティーヴンスが2014 年に発表したアダプテーション版。日本上演に向けて更に推敲した台本で、日本の俳優とクリエイティブ・チームと組んでの国際的コラボレーション第3弾で、再び日本の演劇界に旋風を巻き起こします。
20世紀初頭の南ロシア。サクランボの花は満開だが、外はまだ凍えるように寒い5月。 領主のラネーフスカヤがパリから5年ぶりに、ふるさと“桜の園”に帰ってくる。帰還を喜ぶラネーフスカヤの兄ガーエフ、養女ワーリャ、老召使フィールス、近くの地主ピーシチクたち。だが領地を任せたガーエフに経営の才はなく、ワーリャが取り仕切るも、負債は膨らむばかり。借金返済のため、銀行は8月に領地である“桜の園”を競売にかけようとしている。 “桜の園”の農夫の息子だったロパーヒンは今や実業家。彼は桜の木を切り払い、別荘地として貸し出せば、競売は避けられると助言する。しかし、美しい“桜の園”を誇りにするラネーフスカヤとガーエフは破産の危機も真剣に受け止めようとしない。 以前より管理人のエピホードフから求婚されていたメイドのドゥニャーシャは、ラネーフスカヤに仕えてパリで暮らしていた召使ヤーシャに惹かれるようになる。一方、競売まで一か月と迫り、ロパーヒンは重ねてラネーフスカヤとガーエフに、領地を別荘地にして競売を避けるようにと説くが、二人は承知せず、あてにならない話にすがろうとする。 母ラネーフスカヤと共に戻ったアーニャは、同行していた家庭教師シャルロッタの無駄なおしゃべりや手品に退屈していたが、大学生であるトロフィーモフが抱く新しい思想に触れて、“桜の園”の外で新しい生き方を選ぶことを考え始めていた。 “桜の園”競売の当日にもかかわらず、相変わらず呑気なラネーフスカヤたち。そこへガーエフとロパーヒンがやってきて、競売の結果を報告するのだが……。 来たるべき新しい時代を見据えて変革を厭わない人々。対して、落ちぶれてもなお、過去にすがり現実を見ようとせず時代の波に取り残される領主貴族たち。それぞれが向かう先とは……。
アントン・チェーホフ
サイモン・スティーヴンス
広田敦郎
ショーン・ホームズ
原田美枝子、八嶋智人、成河、安藤玉恵、川島海荷、前原滉、川上友里、竪山隼太、 天野はな、永島敬三、中上サツキ、市川しんぺー/松尾貴史、村井國夫
桜の園 | PARCO STAGE -パルコステージ- 公式サイト
演劇TOP
演劇・ステージTOP