明日のアー近年の特徴として短尺であること、本人役であること、外から違和がやってくることなどがあり、気づいたんです。これもう新喜劇じゃないかと。ラディカルさを求めて試行錯誤していたら新喜劇の手のひらの上にいたという衝撃。新喜劇というシステムに一体どんなコメディの機能があったのかやってみたくなりました。これまでのアーのギャグを新喜劇という見やすいシステムでぎゅっと60分くらいにしてざらっと見せます。ここがアーのターニングポイントになる。そんなつもりですが、アー入門編としてもちょうど良いと思います。
(明日のアー主宰 大北栄人)
ストーリー
「ちょっと良いことを人にする」母親ゆずりのモットーで生きる親切な寿司屋八木光太郎は立ち退きを迫られていた。再開発問題にゆれ、存続をあきらめた日の出商店街の面々をよそに、八木は一発逆転の秘策を迷惑メールフォルダの中に見出す。そして奇跡が起こるその前に、7Aちゃん家の暴れ草刈り機が人を轢き始めた…!