秋之桜子×寺十吾 実力派タッグ PARCO劇場 初登場!
明治期の燦爛たる吉原を舞台に情感溢れる悲恋の物語
本作『桜文(さくらふみ)』は、古き良き日本を舞台に、幽玄でエロティック、情感あふれる物語をユニークな感性で美しく描きだすことに定評のある秋之桜子による書下ろしです。秋之は、2010年には昭和の文士たちをモデルにした『猿』にて第16回劇作家協会新人戯曲賞優秀賞を受賞。12年に自身で立ち上げた演劇集団「西瓜糖」では大正~昭和という時代を背景に男と女の「生と性」、その先にある「欲求」を色濃く浮かび上がらせる作品を得意としており、外部公演にも多数脚本を提供、その艶やかな世界観で観る人を虜にしています。
演出を手がけるのは、俳優の心の奥に眠っている感覚を炙り出し表現させ、作品世界を多様化させる演出術で、今や引く手あまたの寺十吾。秋之とは「西瓜糖」でタッグを組んでおり、その相性の良さは折り紙付き。明治期、吉原随一の花魁をめぐる耽美な悲恋の物語が、機微に触れた情感たっぷりの演出で描き出されます。
そしてこの耽美な世界を体現するのにぴったりな俳優陣が揃いました。
久保史緒里(乃木坂46)が花魁に初挑戦!ゆうたろうとのフレッシュな組合せに、榎木孝明、石倉三郎、松本妃代、阿知波悟美ら華と実力を兼ね備えた多彩な豪華俳優陣が揃い、明治期の吉原を体現します。
どうぞご期待ください。
あらすじ
時は明治中期、桜満開の吉原。当代随一と謳われる花魁、桜雅(おうが)は、その妖艶な佇まいとともに、決して笑顔を見せないことでも、その名を知られていた。何とか桜雅の笑顔を引き出そうと、当代きっての大店である紙問屋の旦那、西条宋次郎(さいじょうそうじろう)は、その財力で豪華絢爛、贅を極めた花魁道中を開くことに。
一方、吉原のような世界とは全く縁のない堅物で生真面目な小説家志望の霧野一郎(きりのいちろう)に花魁道中の記事を書かせようと、新聞社が白羽の矢を立て、見物に参加させていた。全く笑わない桜雅を目の前に、霧野は、純真な心で思わず『笑ってください』と、叫んでしまう。途端に、『なぜ…』と発しながらゆっくりと倒れていく桜雅。混迷する花魁道中、騒然となる大勢の見物客。それは、決して思い出さないように心の奥深くに閉じ込めていた想いが、一瞬にして呼び覚まされてしまった瞬間だった。桜雅がかつて花魁の見習い、雅沙子として過ごしていた頃、心から想いを通わせ合っていた少年、仙太。二人の淡く儚い初恋の想い。しかし、その誠実さと繊細さゆえに、自ら命を絶ってしまった仙太に、霧野は瓜二つだったのだ。
花魁道中で笑顔を引き出せそうもなかった西条は、桜雅が突然意識を失ったことで体面が保たれた、と霧野をかばい、匿う。果たして、抗えない宿命に、この奇妙な出会いはどんな運命を与えるのか?
物語の歯車が動き出す……。
脚本
秋之桜子
演出
寺十吾
出演
久保史緒里(乃木坂46)
ゆうたろう
松本妃代 石田圭祐 阿知波悟美 加納幸和 木村靖司 有川マコト 塾一久
石倉三郎 榎木孝明 他
日程・会場
公演日 | 会場 |
9/5(月)~25(日) |
東京・PARCO劇場 |
2023/10/1(土)~10/2(日) |
大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール |
2023/10/5(水) |
愛知・名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館) |
2023/10/8(土) |
長野・サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター) 大ホール |
料金
公演 | 料金(税込) |
東京 | 全席指定¥11,000 |
大阪 | S席¥11,500 A席¥9,800 |
愛知 | 全席指定¥11,000 |
長野 | S席¥11,000 Sペア席¥20,000 A席¥8,000 |
未就学児入場不可。
本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。
公演中止など、主催者がやむを得ないと判断する場合以外の払い戻しはいたしません。
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