「ドミノ幻想」
世界はある特定の人間を中心にして回っているとする考え。
その人間の願ったことは必ず叶う。
願った瞬間にドミノが倒れ、結果に向かって進んでいく。
周囲はそれに合わせて調整される。
また、ドミノは思いの強さに比例し、スピードを上げる。
最も速いものは「ドミノ一個」と呼ばれ、願った瞬間に結果が現れる。
それは俗に「奇跡」と呼ばれる。
なお、ドミノの力は期間限定である。ランダムに移っていき、誰に備わっているのか判定することは難しい。
当然本人にも自覚は無い_。
――この物語に続きがあるとしたら、派手なスーパーヒーロー物になるだろうなと、ずっと妄想してきた。2022年版「関数ドミノ」は、スーパーヒーローのエピソードゼロとして、語り直してみようと思う。(前川知大)
【Introduction】
ある地方都市で奇妙な交通事故が起こる。
見渡しの悪い交差点、車の運転手は歩行者を発見するが、既に停止できる距離ではない。
しかし車は歩行者の数センチ手前で、まるで透明な壁に衝突するように大破した。
歩行者は無傷。幸い運転手は軽傷だったが、助手席の同乗者は重傷。目撃者は六人。
保険調査員の横道はこの不可解な事故の再調査を依頼される。
改めて当事者と目撃者が集められた。
そこで目撃者の一人が、これはある特別な人間「ドミノ」が起こした奇跡であると主張する。
彼の発言は荒唐無稽なものだったが、次第にその考えを裏付けるような出来事が起こっていく_。
未就学のお子様はご入場いただけません。
チケットご購入時に登録されたお名前とご連絡先は、万が一ご来場者様から感染者が確認された場合に、必要に応じて保健所等の公的機関に提供させていただく可能性がございます。あらかじめご了承いただき必ずチケットご購入者様がご来場ください。
最前列とアクティングエリアまで2m以上の距離をもうけた設営を予定しております。
公演中止の場合のみ、チケットの払い戻しを行います。
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劇団HPにて随時更新し、お知らせいたします。