演劇

狂言劇場 その九 『武悪』『法螺侍』/『舟渡聟』『鮎』

狂言劇場 その九 『武悪』『法螺侍』/『舟渡聟』『鮎』 撮影:マチェイ・クーチャ

公演情報

Aプログラム 狂言『武悪』/『法螺侍』
『武悪(ぶあく)』
武悪:野村万作 主:石田幸雄 太郎冠者:野村太一郎

武悪の不奉公に怒り心頭の主人は太郎冠者に武悪を討ち取ってくるよう命ずる。太郎冠者はやむなく武悪をだまし討ちにしようとするが、最期に臨み覚悟を決める様子にどうしても討つことができない。太郎冠者は武悪に逃げることを勧め、主人には武悪が神妙に討たれたと偽りの報告をする。主人はせめて跡を弔ってやろうと東山に向かうが、ちょうどそこへ命拾いのお礼参りに来た武悪と鉢合わせてしまい……。

『法螺侍(ほらざむらい)』
原作:W.シェイクスピア「ウィンザーの陽気な女房たち」
作:高橋康也 演出:野村万作
洞田助右衛門:野村萬斎
太郎冠者:野村裕基 次郎冠者:中村修一
お松:高野和憲 お竹:内藤連 焼兵衛:深田博治
太鼓:桜井均(6/18・20・27)/吉谷潔(6/26)
笛:一噌幸弘

酒好きで女好きで強がりばかりの洞田助右衛門は身のだらしなさがもとで将軍家を追放され、毎日飲み暮らしていたが、ついに酒も、酒を買う金も底をついてしまう。そこで女を騙して貢がせようと家来の太郎冠者と次郎冠者に命じて、二人の女に同一の恋文を届けさせる。主人の日頃からの勝手な振る舞いに嫌気がさしていた太郎冠者と次郎冠者は、助右衛門を懲らしめるべく計画を練り始める。狂言劇場では、万作が演じてきた洞田助右衛門を萬斎が演じ、萬斎が演じてきた太郎冠者に野村裕基が挑みます。


Bプログラム 狂言『舟渡聟』/『鮎』
『舟渡聟(ふなわたしむこ)』
船頭・舅:野村万作 聟:野村裕基
姑:野村太一郎(6/19)/岡聡史(6/25)/石田淡朗(6/26)

妻の実家に初めて挨拶に向かう聟が、渡し舟の酒好きの船頭に手土産の酒樽をせがまれ飲まれてしまう。仕方なく、軽くなった酒樽を持って舅宅へ出向く。やがて外出していた舅が帰宅すると、びっくり仰天、舅こそが舟で酒を無理やり振舞わせた船頭だった。舅は姑の勧めで髭を剃り、顔を隠して対面するのだが……。

『鮎(あゆ)』
作:池澤夏樹  演出・補綴:野村萬斎
国立能楽堂委嘱作品
小吉:野村萬斎 才助:石田幸雄
大鮎:深田博治 小鮎:月崎晴夫・高野和憲・中村修一・内藤連・飯田豪 ほか
笛:大野誠(6/19)/竹市学(6/25・26)
小鼓:大倉源次郎(6/19・25)/大山容子(6/26)

清流のほとりで鮎を捕って暮らす才助が釣りにいくと喧嘩をした小吉が逃げ込んでくる。顔を見るとその人の性格や将来がわかってしまう才助は小吉を諭すが、小吉は聞き入れない。才助は小吉を大きな宿屋に紹介、風呂焚きとなった小吉は「忖度」に励みながら出世し、ついに宿屋の主人の座に収まる。ある日、出世した小吉のもとに才助が訪れ頼みごとをするが……。

総合演出

野村萬斎

出演

野村万作 野村萬斎 野村裕基
石田幸雄
深田博治 高野和憲 月崎晴夫 野村太一郎
岡聡史 中村修一 内藤連 飯田豪 石田淡朗

日程

2021/06/18(金)~06/27(日)

  • Aプログラム 狂言『武悪(ぶあく)』/『法螺侍(ほらざむらい)』
    6/18(金)19:00、6/20(日)17:00、6/26(土)12:00、6/27(日)14:00
  • Bプログラム 狂言『舟渡聟(ふなわたしむこ)』/『鮎(あゆ)』
    6/19(土)14:00、6/25(金)19:00、6/26(土)17:00

会場

東京・世田谷パブリックシアター

料金

席種料金
S席(1階席・2階席)一般¥8,500
高校生以下(当日要証明書提示)¥4,250
A席(3階席)一般¥6,500
高校生以下(当日要証明書提示)¥3,250
  • 全席指定・税込
  • 未就学のお子様はご入場いただけません。
  • 開演後は本来のお席にご案内できない場合がございます。ご了承ください。
  • 6/26(土)12:00、17:00公演は収録のため客席にカメラが入ります。
  • 世田谷パブリックシアター/シアタートラムでは、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、十分な安全対策を行い、館内の衛生管理につとめております。お客様の安全な観劇のため、感染予防対策にご協力をお願いします。詳細は世田谷パブリックシアターのHPからご確認ください。

購入方法

一般発売

5/16(日) 10:00~

Lコード

34205

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狂言劇場 その九 『武悪』『法螺侍』/『舟渡聟』『鮎』 撮影:マチェイ・クーチャ
狂言劇場 その九 『武悪』『法螺侍』/『舟渡聟』『鮎』