札幌演劇シーズン 2021－夏

西暦2040年。人類はアクトノイドと呼ばれる人造人間の発明に成功。しかし、そのプログラムに重大なバグが発見され、アクトノイドは即時回収、その姿は街から消える。 西暦2045年。ある晩起こった殺人事件。容疑者は舞台俳優、山田タロス。被害者は女優。公演終わり、山田の楽屋に一人の男が尋ねる。北海道警察サイバー犯罪対策課、牧内。牧内は山田に二つの疑いの持つ。一つは殺人事件の犯人として。もう一つは回収されず逃亡したアクトノイドとして……。

1930年代のアメリカに、人知れず天才と謳われた化学者がいた。名前はウォーレス・カロザース。現在、彼は世界中を驚かすような新素材「ナイロン66」の開発を進めていて、それが完成間近に迫っていた。世界初の合成繊維である「ナイロン66」が完成すれば、彼の将来は約束されたようなものだ。この時期、ウォーレスは正に化学者として絶頂期を迎えつつあった。しかし皮肉にも、そこから彼の運命の歯車が少しずつ狂っていく……。

ここは童立桜ン坊高校貞球部、その部室。 俺らの活動は交流と麻雀、それからグラビア考察。 部室では自堕落教師が牌をつかみ、番長が胸ぐらをつかむ。 女子も時折やってくるが、あれはつかめない生き物だ。 これが青春。36度の、平和な青春！ ダラダラしながら流れてく、流されていく。 俺たちの戦場って、ここじゃないのか！？

「今日も、誰かが誰かの悪口を…」
とある下町の工場での物語。工場長とその妹、そして数名の社員で切り盛りする小さな工場には、春から秋まで期間工がやってきて、夏には、お盆恒例大バーベキュー大会で大盛り上がり！ハナコが言う、「人ってイキモノは、人数が多くなればなるだけ、面倒でややこしい事も多くなる」小さないざこざは毎年のことだが、塵も積もれば…。
些細なことの積み重ねが、とんでもない事態を引き起こす。誰にでも起こりうる、人間関係の歪み。アレルギーはプラセボでは、どうにもならないのか？！そこに光はないのか！？

主人公は小さな田舎町に住むアラフォーでシングルマザーのドリー。「歌手になって大舞台で歌いたい」という夢を一度は諦めるが15歳から20年以上経った今でもその思いはくすぶり続ける。「やっぱり夢を諦めたくない」と、親友2人と再び歌手という夢に向かって挑戦することにした3人。周りの冷ややかな声や目の前の壁にぶつかりながらも、夢を叶えるために奮闘する王道のサクセスストーリー。