大正、昭和、平成―――。
日本人が歩んできた道のりを見つめ家を守り続けた「屋根」が語る、小さな家族の物語
「令和」の新時代の今こそ見つめ直したい、日本の原風景とその変遷。
ドラマ「やすらぎの刻~道~」の元になった名戯曲「屋根」――待望の上演!
【あらすじ】
大正十二年、北海道・富良野の小さな開拓小屋で結ばれた、根来公平・しのの夫婦。
公平手作りの柾ぶきの小さな「屋根」が、二人を温かく包み込む。二人は公平が兄とも慕う従兄の猟師・鐵平の朴訥な愛情に支えられながら、北国の厳しい開拓時代をたくましく生きる。たくさんの子宝に恵まれた根来一家の一番の倖せは、見晴らしのいい
屋根に登って家族揃って歌を唄うこと。
昭和の大戦争の悲劇。戦後の貧困から立ち直り、奇跡の復興を遂げた日本は、その勢いを高度成長につなげ経済大国に昇り詰める。しかし繁栄の陰で犠牲にされたのは、美しい故郷の環境や、家族の絆。
――そしてついに訪れた平成バブルの大崩壊。
どんな時も家族に寄り添い、優しく見守り続ける根来家の「屋根」がそのとき見たのは、家族の倖せの為に働き続ける年老いた公平としのの、丸くなった背中と、泥に汚れたシミだらけの手――。
作・演出
倉本 聰
音楽
倉田信雄
美術
横島憲夫・杉吉 貢
出演
納谷真大 久保隆徳 加藤久雅 水津聡 森上千絵
戸塚祥太(A.B.C-Z)※客演 佐藤祐基※客演
熊耳慶 東誠一郎 大山茂樹 芳野史明 かないしゅう 当来庵
高橋史子 松本りき 三池優
伊藤壮太郎 羽吹諒 竹原圭一
菅野恵 佐久間麻由 酒井波湖 四ツ倉フミカ 三須杏奈
ひらりそあ 坂口あす実
日時
2020/4/17(金)~4/26(日)
会場
EXシアター六本木
料金
¥7,800