演劇
北九州芸術劇場×パリ市立劇場×山海塾 共同プロデュース 山海塾「新作」世界初演
チケット情報
北九州芸術劇場×パリ市立劇場×山海塾 共同プロデュース
山海塾「新作」世界初演
世界で活躍する舞踏カンパニー、待望の新作世界初演
主にフランスと日本を拠点とし、パリ市立劇場との共同プロデュースを30年以上続ける、日本を代表する舞踏カンパニー・山海塾。世界48カ国でワールドツアーを行い、その洗練された表現と造形の美しさで観客を魅了し続ける山海塾4年ぶり待望の新作を、世界に先駆け北九州で上演します。新たな歴史の幕開けにご期待ください。
演出・振付・デザイン
天児牛大
音楽
加古隆 YAS-KAZ 吉川洋一郎
舞踏手
蝉丸 竹内晶 市原昭仁 松岡大 石井則仁 百木俊介 岩本大紀 高瀬誠
公演スケジュール
3/23(土)・3/24(日) | 福岡・北九州芸術劇場 中劇場(リバーウォーク北九州6F) |
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天児牛大氏コメント
約4年ぶりとなる新作について、現時点での構想など
稽古を始めたところで、まだ制作の最中です。今回私自身は舞台に立つことのない(出演しない)はじめての創作となります。若手の踊り手を加え私以外の8人の踊り手による作品で、今までと同じように7つの場面になると思います。舞台美術は、画家・中西夏之氏のコンセプトから立ち上げました。音楽は、いつもと同じように、加古隆さん、YAS-KAZさん、吉川洋一郎さんの3人に依頼しました。そういった意味では、流れとしては今までの流れと大きくかわることなく進めていきたいと思っています。
基本の舞台となる「ダブルの舞台」は、中西夏之氏がフランス国立リヨンオペラ座でのオペラ作品『三人姉妹』の初演時に提示してくださったコンセプトです。そのオペラ演出の過程を含め、その時に成立した空間(中西夏之氏のコンセプト)を当時(1998年)から、機会を設けて山海塾で援用させたいと思っていました。
美術コンセプトの元となる中西氏の「着陸と着水」シリーズへの天児氏の見解と、そこからどのように舞踏作品を立ち上げていかれるのか
「着陸と着水」のシリーズは、中西夏之氏が絵画の問題として、地表との関係、絵という平面と地表における平面、を提示したものだと思います。私にとってこのシリーズは、盤石なものではなく、常に揺れ動く不安定さを持ったもので、光の問題もはらんでいます。舞台の踊り手との関係としては、今までと大きくかわるわけではありませんが、舞台上にあるものと体との緊張関係や、空間の異なりとの関係を作品を立ち上げていく上で大切にしたいと思います。