演劇
PARCO Production「この熱き私の激情 ~それは誰も触れることができないほど激しく燃える。あるいは、失われた七つの歌~」
チケット情報
PARCO Production「この熱き私の激情 ~それは誰も触れることができないほど激しく燃える。あるいは、失われた七つの歌~」
女であることへの戸惑い、怒り、コンプレックス、 そして生きていくことへの辛さ、悲しみ、無力感と孤独。 6人の女優と1人のダンサーで演じる1人の女の生涯──
たった8年の間で、心の内側に秘めたその怒りを爆発させ、強烈で目をそらしてしまいそうな作品を執筆し、大胆かつ悲劇的に去って行った小説家ネリー・アルカン。
この作品は2013年にカナダ・モントリオールのESPAS GOにて、ロベール・ルパージュと長年コラボレートし彼の作品に多く出演、そして中谷美紀の初舞台となった『猟銃』のカナダ版の女優であり、演出家でもあるマリー・ブラッサールの翻案、演出で上演、その年の話題を総なめにしました。
この作品を日本の輝ける7名の女優とアーティストで上演いたします。 松雪泰子、小島聖、初音映莉子、宮本裕子、芦那すみれ、霧矢大夢という女優6名に加え、ダンサーとして国内外で活躍する奥野美和というまさにベストキャストとも言うべき女優・アーティストが集結しました。
ネリーの書いた小説は、ほぼ自身の生涯を綴ったもの。モントリオールで高級娼婦だった時代のこと、これまでの人生、自分が「女」であること、あるいは家族の中でつねに感じていた疎外感などを赤裸々に小説の中に練りこんでいます。
この作品はパリでセンセーショナルなデビューを飾った小説「Putain (「邦題:キスだけはやめて」)」、「Folle(「狂った女性」という意味)」、 「Burqa de chair(「肉のブルカ」という意味)」、 「L‘enfant dans le miroir(鏡の中の子供)」の一部で構成されており、出演者7名(女優6名と1名のダンサー)が異なる立ち位置から、心の襞を、痛みをアレクサンダー・マクスウィーンの音楽とともに語り、描きだしていきます。
懸命にもがき生きた1人の女性の中に渦巻く様々な感情、そして死へと向かうさま万華鏡のように舞台に照らし出され、それぞれの声、ことばが重なりあい、舞台にこだまします。
原作:ネリー・アルカン
翻案・演出:マリー・ブラッサール
出演:
松雪泰子 小島聖 初音映莉子 宮本裕子 芦那すみれ 奥野美和 霧矢大夢
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