演劇
劇団四季『オペラ座の怪人』
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国内665万人を魅了した
『オペラ座の怪人』の軌跡
「ベル・エポック」――これは“花の都”パリがもっとも輝いた“よき時代”の陰で起こった壮絶な愛の物語。
1905年、パリ・オペラ座。舞台上では、劇場の所有物がオークションにかけられていた。次々と落札していく一人の車椅子の老人。彼は、落札した品の中にあった張子のオルゴールにふと手をとめる。かすかに流れ出す切なく懐かしい旋律。
そしてナンバー666、かつてオペラ座の上空から劇場を睥睨していたシャンデリアが競りにかけられる。よみがえる忌まわしき記憶。ついにシャンデリアを覆っていたヴェールが取り払われたその時。パイプオルガンの荘厳な響きとともに時は半世紀を遡り、絢爛にして華麗なオペラ座の舞台で罪深き愛と憎しみの悲劇が幕を開ける――
【STORY】
1905年、パリ・オペラ座の舞台上。オペラハウスの所有物がオークションにかけられている。 車椅子の老人はその中の一つ、オルゴールに手を止める――。
さかのぼること半世紀、オペラ座の舞台では、オペラ『ハンニバル』のリハーサル中。
しかし華麗な舞台の外では"オペラ座の怪人"の仕業とされる謎めいた事件が続発していた。策を講じない支配人に腹を立てたプリマドンナのカルロッタは、オペラに出演しないと言い出す。
急遽代役に選ばれたのはコーラスガールのクリスティーヌ・ダーエ。
亡き父の贈り物"音楽の天使"にレッスンを受けたという素晴らしい歌声を披露し、舞台は大成功をおさめる。
そんなクリスティーヌをひときわ熱いまなざしで見つめる青年がいた。
ラウル・シャニュイ子爵は、美しく成長した幼なじみのクリスティーヌの楽屋を訪れる。
その夜、クリスティーヌは楽屋から忽然と姿を消した。
クリスティーヌの前に"音楽の天使"が現れ、オペラ座の地下に広がる神秘的な湖を進み、彼の隠れ家へと連れ去ったのだった。
"音楽の天使"を名乗って夜ごと彼女に歌を教えていたのは、愛するクリスティーヌをプリマドンナに仕立て上げ、自分の音楽を歌わせたいと願う"オペラ座の怪人"だったのだ――