演劇
令嬢ジュリー

シス・カンパニー公演「令嬢ジュリー」

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シス・カンパニー公演「令嬢ジュリー」

【令嬢ジュリー Fröken Julie  1888年 作】

女が衝動に身をゆだねたとき、男の憧れは野望へと姿を変えた・・・

1888年作の一幕物。1989年にパリで初演。スウェーデンでは1904年まで上演が実現しなかった。

舞台は、1880年6月。

聖ヨハネの祝日前夜(夏至祭)。

夏のクリスマスとも言われるこの日は、北欧の人々にとっては最も心華やぐ一夜である。

この邸の気位が高い伯爵令嬢ジュリー(小野ゆり子)は、母の手で男まさりに育てられ、つい2週間ほど前には婚約を解消したばかり。

夏至祭で高揚した気分のジュリーは台所に現われ、この邸の下男ジャン(城田優)をダンスに誘う。

躊躇するジャンに、「祭の日には、身分の上下はない」と強引に相手をさせ、徐々にその行動は大胆な誘惑へと変わっていく。

下男のジャンは、年上の料理女クリスティン(伊勢佳世)と婚約中の身。

その夜、クリスティンはすでに休んでしまい、台所には誰もいない。

最初はジュリーをいさめるジャンだったが、「子供の頃、あなたに恋をしていた。でも、あなたは、自分がこの貧しい身分から抜け出すことは絶望的だと思い知らされる、その象徴だった」と打ち明ける。

そして、2人の間を支配していた緊張感が、ほんの一瞬はじけた途端に、何かに取り憑かれたかのように激しく求め合う2人・・・。

この瞬間から、この貴族と平民の男女関係の上下が逆転していく・・・。

 

作:アウグスト・ストリンドベリ 

上演台本・演出:小川絵梨子

 

出演:小野ゆり子、城田 優、伊勢佳世