武道館は今までの集大成であり、それを新しい形で表現したい
藤原さくら
今年3月にデビュー10周年を迎えた藤原さくら。2024年初夏に耳と発声の不調によって歌唱活動を休止していたが、今年4月から少しずつ再開。夏には1年ぶりのワンマンにして、初となるブルーノート東京でのライブをおこない、6月には5thアルバム『wood mood』でトータルプロデュースを務めたジャズドラマーの石若駿と再タッグを組んだ新曲「Angel」をリリースした。
「前のアルバムは“森の中に迷い込んでいく”というコンセプトで作ったんですけど、自分の精神状態も反映していたなと思っていて。当時は、自分の思考という迷路で迷子になっていた感覚でした。新曲はそこに光が差し込んで、この迷路から抜け出せたらいいなという気持ちで作り始めたんですが、石若さんをはじめ、ジャズのメンバーが一緒にいるとセラピーを受けてるような感じがあって。スピリットが自由で根幹のところがカラッとしてる。ただ音楽が好きでやってるだけで、全然気負ってないんですよ。そんな彼らを見ているうちにどんどんと自分の視界が開けてきて、身軽になっていきました」
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