【インタビュー】快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー ファイナルライブツアー2019

 

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー

“快盗”と“警察”!! 史上初の「VS戦隊」が全国にやってくる!

 

『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』もついにクライマックスへ! 主要キャスト7人が、撮影秘話や、恒例の「ファイナルライブツアー」への意気込みを語る。

---テレビ放送も、いよいよクライマックスを迎えます。両戦隊を代表して、まずWレッドのお二人にこの1年間を振り返ってご感想をお願いします。

伊藤 アクションや歌など、いろいろなことを経験させてもらった1年でした。なかでも、1年という長い期間を通じてひとつの役を演じることによって、演技について自信を持つことができたように思います。1年の積み重ねというものはとても大きいので、これからの仕事にもプラスになっていくのではないかと思います。

結木 僕も同じなのですが、最近ふとした瞬間に朝加圭一郎みたいな行動をとったりすることがあるんです。それもやっぱり1年間『ルパパト』をやっているからこそなんだなと思いました。ふつうにみんなと喋っているつもりでも「今、圭一郎っぽかったね」って言われたり。

奥山 圭一郎が興奮して叫ぶときなんて、言葉全部に“点々”がついているくらいの勢いがあるよね(笑)

結木 あれも意識して“点々”をつけて叫んでないからね。

横山 完璧に“素”でやってる。

 あれだけの叫びができるのは、やっぱりノドが強いんだなあって思う。

結木 声を張ったら、ああなっちゃう。まぁ圭一郎はテンションが高めなので、いろんな人がモノマネしやすいんじゃないですかね(笑)

---この1年間で、何か大きく「成長できた」と実感できるようなことはありますか?

横山 僕の場合、以前は子どもとの接し方がわからなかったのですが『ルパパト』に出演するようになってから、駆け寄ってきてくれた子どもの頭を素直に撫でられるようになりました。もともと「スーパー戦隊シリーズに出たい!」という思いが強くて、もしヒーローとして出られたら「ヒーローショーやりたい」とか「女装回やりたい」とか、いろいろ願いがあったのですが、そんな夢が日に日に叶っていくのがありがたかったです。

元木 今までは歌や踊りをメインの活動にしていましたが、今年からガラリと変化しました。高尾ノエルを演じたことによって、俳優・元木聖也という部分では成長したのではないかなって思っています。

---3月17日(日)を皮切りに全国8ヶ所を回る『ファイナルライブツアー』が控えています。生の臨場感があるステージショーにかける意気込みを聞かせてください。

伊藤 すでに「東京ドームシティシアターGロッソ」でアクションショーは経験済みなのですが、やっぱり子どもたちのナマの声援を間近に聞けるというのは格別ですね。みんなに元気やパワーを与えたり、反対に僕たちがもらえたりする場になっていると思います。それはファイナルライブツアーでも変わることがありませんね。

工藤 変身前のアクションとしては、テレビ以上に動いていますからね。観に来てくださるお客様も毎回違いますし、私たちがやられて苦しんだりしてもリアクションが違っているんです。それに合わせて私たちもアドリブを入れたりして。毎回の公演でいろいろな発見がありますから、各地に行くのが本当に楽しみです。

 客席からの声援を受けて僕らが立ち上がるという場面でも、みなさんの声の大きさが毎公演違うんです。その声を聞きながら、どういう立ち上がり方をするか、いろいろ変えながら芝居をしています。ものすごく元気な声で叫んでくれる子がいたりすると、すごく嬉しいんですよ。

結木 アクションショーに出演すると、毎回新しい発見がありますし、毎回違った芝居をすることもできます。出演者のみんなが活き活きして、楽しめている空間というのが、観に来てくださる人たちにも伝わればいいですね。

横山 目の前にお客様がいて、一発勝負で失敗のきかないアクションをやるわけなのですが、テレビシリーズのときにスーツアクターの方たちと一緒に練習してきた経験が、そのときに活きてくるんです。最初できなかった動きが、舞台上で一発でできるようになるとか、自分のなかで成長を感じますし、そういう姿を見てもらえるのが嬉しいです。

奥山 最初に出演したショーのときは、緊張していたのがお客様にもわかるくらいだったと思いますが、やっていくうちにだんだん楽しくなってきました。自分が発した言葉にナマの反応が来るという、客席との“近さ”に楽しさを感じています。

---全国8ヶ所の中で、特に行ってみたい場所、興味のあるところっはありますか?

工藤 私がモーニング娘。時代にコンサートで行かせていただいたところが今回のツアーに入っています。またこの場所に、今の仲間たちと一緒に立てるのか……という感慨と喜びがありますね。

 僕は3月24日(日)の「札幌文化芸術劇場」が楽しみですね。北海道が大好きですから!

結木 行ったことあるの?

 高校の修学旅行で一度だけ。暑がりなので涼しいところが好きなんです。

工藤 いやいや、北海道は涼しいとかのレベルじゃないよ、めちゃめちゃ寒いよ(笑)

横山 本当に行ったことあるのか(笑)

結木 僕も北海道に行けるのが楽しみですね。カニとウニが食べたいです。

工藤 『ルパパト』のメンバーはみんな海鮮とかお寿司が大好きなんです。撮影が終わると、いつも回転寿司に行っていましたから(笑)

奥山 私は以前、仙台で芸能活動をしていたので、地元の友だちやお世話になっている方にご挨拶がしたいですし、3月31日(日)の「仙台サンプラザホール」にはみんなに観に来てほしいです。

横山 4月13日(土)の広島「広島文化学園HBGホール」と4月20日(土)・21日(日)の大阪「オリックス劇場」で、どっちのお好み焼きが美味しいか食べ比べをしたいです(笑)

元木 僕はみんなと一緒に大阪のUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行きたいですね。

工藤 それは、間違いなく楽しいね!

伊藤 行く時間あるのかな?

元木 大阪は最終公演だからね。ショーが終わって次の仕事がなければ、みんなで行きたいなあ。

 行こう行こう!

奥山 いつになく乗り気だね(笑)

伊藤 今度行くところで、いちばん大きな劇場はどこですかってスタッフさんに尋ねたら、3月21日(木・祝)の「アクトシティ浜松」が2000席以上のキャパで、いちばん大きいところだそうです。

 すごい!

伊藤 そんな大きな劇場でアクションショーをやれるって、すごいなあと思いますし、とても楽しみです。いいものをお見せしなきゃというプレッシャーも感じながら、みんなで頑張っていくので、ぜひ会場に遊びにきてください!

 

プロフィール

ルパンレッド/夜野魁利

伊藤あさひ(イトウ アサヒ)

'00年、東京都出身。'17年『緊急取調室 シーズン2』で俳優デビュー。『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』で初主演。

 

ルパンブルー/宵町透真

濱正悟(ハマ ショウゴ)

'94年、東京都出身。'16年、情報番組『ZIP!』ZIP!ファミリーに加入し、レギュラー出演。

 

ルパンイエロー/早見初美花

工藤遥(クドウ ハルカ)

'99年、埼玉県出身。'11年モーニング娘。に10期メンバーとして加入。'17年12月にグループを卒業し、現在は女優として活躍中。

 

パトレン1号/朝加圭一郎

結木滉星(ユウキ コウセイ)

'94年、大分県出身。'17年、舞台『ハイパープロジェクション演劇ハイキュー!!“進化の夏”』の赤葦京治役で出演し、注目を集める。

 

パトレン2号/陽川咲也

横山涼(ヨコヤマ リョウ)

'95年、東京都出身。映画『母と暮らせば』('15年)、ドラマ『先に生まれただけの僕』('17年)などに出演。

 

パトレン3号/明神つかさ

奥山かずさ(オクヤマ カズサ)

'94年、青森県出身。「第1回ミス・美しい20代コンテスト」準グランプリ。『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』で女優デビュー。

 

ルパンエックス&パトレンエックス/高尾ノエル

元木聖也(モトキ セイヤ)

'93年、東京都出身。映画『麒麟の翼~劇場版・新参者~』('14年)、ドラマ『人は見た目が100パーセント』('17年)などに出演。

 

公演情報

 

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー ファイナルライブツアー2019

3/17(日)10:00/12:45/15:30 静岡市民文化会館

3/21(木・祝)10:00/12:45/15:30 アクトシティ浜松

3/24(日)11:30/15:00 札幌文化芸術劇場 hitaru

3/31(日)10:00/12:45/15:30 仙台サンプラザホール

4/6(土)14:00 名古屋・日本特殊陶業 市民会館フォレストホール

4/7(日)10:00/12:45/15:30 名古屋・日本特殊陶業 市民会館フォレストホール

4/13(土)10:00/12:45/15:30 広島文化学園HBGホール

4/14(日)12:30/15:30 福岡サンパレス

4/20(土)・21(日)10:00/13:00/16:00 大阪・オリックス劇場

 

 

インタビュー・文/秋田英夫

写真/矢野寿明

構成/月刊ローチケ編集部 1月15日号より転載