【インタビュー】宇宙戦隊キュウレンジャー ファイナルライブツアー2018

 

宇宙戦隊キュウレンジャー ファイナルライブツアー2018

インタビュー・文/秋田英夫

写真/矢野寿明

構成/月刊ローチケ編集部 1月15日号より転載

 

キャスト6名の座談会開催

 

2017年2月から放送開始した『宇宙戦隊キュウレンジャー』も、ついにクライマックスに突入。ここでは主要キャスト6人に、1年にわたる撮影でのエピソードや、3月から全国8都市で開催する恒例の「ファイナルライブツアー」への意気込みを熱く語ってもらった。

-- 『宇宙戦隊キュウレンジャー』のテレビシリーズも、いよいよクライマックス。1年間にわたる撮影の中で、ご自身の変化、成長を実感した出来事はありますか?

岐洲 ぜんぶ変わりました。今までにない新しい自分をたくさん見つけたという感じです。もともとヒーローに憧れていたのですが、最初は「自分でよかったのかな」と不安でした。でも今は、自分もヒーローをやれているのかなって、自信がつきました。

 僕もヒーローを演じるということを意識して、普段からどう見られているかを意識するようになりました。当たり前のことなんですけれど、ゴミはゴミ箱に捨てる、とかね(笑)。アクションも少しはできるようになったし、低い声も出るようになった。僕もすべてが変わった印象です。

山崎 実際、僕たちはこの撮影を通して、いろいろなことをやらせていただいたので、あらゆる面に成長が表れていると思うんです。僕個人としては、映像作品でのお芝居をあまりやってこなかったので、進行手順や力の入れ方などを間近で見ることが出来て、ずいぶん勉強になりました。

大久保 私はですね……。

山崎 ハミィはアクションをいちばんがんばってるよね!

岐洲 大きい声も出せるようになったし!

大久保 ホントですか?やっぱり、全体的にヒーローらしく、強くなったんじゃないかと思います。体力面も、メンタル面でも。前だったらケガしたら「痛い~!」と言ってすぐ絆創膏貼るタイプだったんですけど、今なら「こんなの痛くない!」って、かすり傷程度なら平気になりました。

榊原 僕が学んだのは、ガルやバランスといった個性的なキャラクターがたくさんいるメンバーの中で、セリフがないシーンのときにどうしたらいいのか、ということですね。12人もいるので、誰かが何かをし続けないと、存在価値が薄れてしまう。集団の中でどう個性を出すか、を学ばせてもらった1年間でした。メンバー全員が自然と身に着けていったことなんじゃないか、と感じています。

 さすがは年長者、うまくまとめたね~(笑)。途中から加入の僕は伝説の男・ツルギという役に出会い、みんなと出会ったことで、改めてお芝居って楽しいなと思えたのがいちばん嬉しかったですね。年齢を重ねると初めての体験って減ってきたりしますが、半年間も同じ役を演じるのは今まで経験したことがなかった。だから、役と共に自分も成長していけたんじゃないかと思っています。

-- 最終回までにこれだけはやっておきたい、という目標があったら教えてください。

岐洲 それはもう、最終回までにドン・アルマゲを倒します。何度でも倒します!ね、みんな(笑)!

 さすがはラッキー!ツルギとしてはですね、最終回までに……。

榊原 大仏と一緒に戦いたいって言ってなかった?

 そうそう、巨大になった敵に向かって、大仏と力を合わせて戦いたいですね!

山崎 南さんは本当に大仏の本とか持っていて、好きですからね(笑)。

 僕は今までのスーパー戦隊シリーズで一番多く、劇中で歌を歌わせてもらっていると思うんです。この際、もう一度くらい歌いたい!

岐洲 いいねえ。できれば新曲で!

 振り返ったら「あの人、歌ってばかりだったよね」って言われるくらい、印象付けたいです(笑)。

山崎 ずっと気になっていることがあるんです。俺の次回予告(ナレーション)がない!ってこと(笑)。最終回までに予告ナレーションをやりたいなあ~と願ってるんですけれど……。

大久保 最終回までに、柴﨑(貴行)監督に褒めてもらいたい!いつも厳しくて、それでいて愛もある方なんですけれど、あまり役者への評価を口に出して言ってくださらないんです。私自身、第1話から怒られてばかりで、最終回までには……と思っているんですよ。

岐洲 ああ、それだな~!ドン・アルマゲを倒すどころじゃない(笑)。頑張ろう!

榊原 めちゃめちゃ厳しい松村(文雄)さんというカメラマンさんがいらっしゃるんです。終わったとき、松村さんから全員に向かって「よくやった」と言ってもらいたい。そのために、最後まで全力で頑張ります。

-- 3月からは全国の子どもたちが待つファイナルライブツアーが控えています。楽しみにされている場所や、ツアーにかける意気込みなどを聞かせてください。

山崎 出身地である静岡<3月18日(日)>が楽しみ。まさか、自分がヒーローとして故郷の舞台に立つとは……と感慨深いです。

岐洲 僕も愛知県が地元なので、名古屋<4月7日(土)・8日(日)>が楽しみですね!

 3月25日(日)の札幌が楽しみ。僕、海を越えるというのはなかなか経験がなくて。ミュージシャンとしてライブ活動をやっていたころでも、北海道に行けなかったんですよ。

大久保 私は大阪<4月21日(土)・22日(日)>に行って、お好み焼きが食べたいです(笑)。

山崎 僕も札幌でサッポロラーメンが食べたい!楽しみです!

榊原 静岡が楽しみだって言ってたのに(笑)。

 北海道だと、ジンギスカンもいいよね!

 僕は仙台<4月1日(日)>が楽しみなんです。高さ100mもの観音さまがいらっしゃいますので、挨拶しに行きたい!

-- 最後に、ファイナルライブツアーを楽しみにしている全国の子どもたちに向けて、一言ずつメッセージをお願いします。

 各地で待ってくれている子どもたちに、早く会いに行きたい気持ちでいっぱいです。楽しい時間を共有して、いい思い出を作りたいです。

 子どもたちと直に接することのできる、最高の機会。キュウレンジャーの集大成をお見せできるように頑張りたいです。

山崎 悔いの残らないよう、子どもたちに伝えられるものは全部伝えたい。僕たちが子どものころヒーローに憧れたように、今の子どもたちの心に残るヒーローになれたらいいなと思っています。

大久保 ファンレターやSNSでの応援コメントをいただいたりして、自分を支えてくださる人たちが大勢いるというのをすごく実感しました。そんな方々への感謝の気持ちを込めて最後まで頑張りますので、応援してください!

榊原 ファイナルライブって、ちょうど卒業や入学の時期と重なっているんですよね。子どもたちが新たな門出を迎えたとき「キュウレンジャーに会ったよ、カッコよかったよ」と、話題にしてくれたらほんとうに嬉しいです。

岐洲 僕たちの頑張る姿を見て、子どもたちは真剣に応援して、すごく影響を受けてくれます。その素直な気持ちをずっと大切にして、大きくなっても持ち続けてほしいです。最後まで頑張り続けますので、みなさんキュウレンジャーのことを応援していてください!

 

プロフィール

シシレッド/ラッキー

岐洲 匠(キズ タクミ)

'97年、愛知県出身。'14年「第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で明色美顔ボーイ賞を受賞。『宇宙戦隊キュウレンジャー』で本格的に俳優デビュー。

 

サソリオレンジ/スティンガー

岸 洋佑(キシ ヨウスケ)

'93年、神奈川県出身。'11年に音楽活動を開始し、'15年にミニアルバム『YOU』を発売。『宇宙戦隊キュウレンジャー』でテレビドラマ初のレギュラー出演を果たす。

 

ヘビツカイシルバー/ナーガ・レイ

山崎大輝(ヤマザキ タイキ)

'95年、静岡県出身。'10年「第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞受賞。舞台を中心に俳優として活躍中。

 

カメレオングリーン/ハミィ

大久保桜子(オオクボ サクラコ)

'98年、千葉県出身。小学生から芸能活動を開始し、学業と両立しながら『宇宙戦隊キュウレンジャー』のハミィ役を射止め、連続テレビドラマデビューを飾った。

 

カジキイエロー/スパーダ

榊原徹士(サカキバラ テツジ)

'89年、愛知県出身。'10年にテレビドラマ『新撰組PEACE MAKER』で俳優デビュー。以後は俳優としてドラマ・映画・舞台などで活動中。

 

ホウオウソルジャー/鳳ツルギ

南圭介(ミナミ ケイスケ)

'85年、東京都出身。'04年に映画『少年と星と自転車』でデビュー。'06年から舞台『ミュージカル テニスの王子様』に出演するなど俳優として活躍中。

 

公演情報

 

宇宙戦隊キュウレンジャー ファイナルライブツアー2018

 

宇宙戦隊キュウレンジャー ファイナルライブツアー2018

 

<第1部> 宇宙戦隊キュウレンジャーファイナルライブ

宇宙戦隊キュウレンジャーの主役俳優たちを迎え、キュウレンジャーと新ヒーローによる夢のジョイントショー。

<第2部> キュウレンジャートーク&ライブ

キュウレンジャー主役俳優6人によるトークとお楽しみ抽選会。ゲストアーティスト(幡野智宏、松原剛志)によるライブも実施。

 

出演:ラッキー/シシレッド(岐洲 匠)、スティンガー/サソリオレンジ(岸 洋佑)、ナーガ・レイ/ヘビツカイシルバー(山崎大輝)、ハミィ/カメレオングリーン(大久保桜子)、スパーダ/カジキイエロー(榊原徹士)、鳳 ツルギ/ホウオウソルジャー(南 圭介)

ゲストアーティスト:幡野智宏、松原剛志

 

3月18日(日) 10:00/12:45/15:30 静岡市民文化会館

3月21日(水・祝) 10:00/12:45/15:30 アクトシティ浜松

3月25日(日) 10:00/12:45/15:30 札幌・ニトリ文化ホール(旧:北海道厚生年金会館)

4月1日(日) 10:00/12:45/15:30 仙台サンプラザホール

4月7日(土) 14:00 名古屋・日本特殊陶業

4月8日(日) 10:00/12:45/15:30 市民会館フォレストホール

4月14日(土) 10:00/12:45/15:30 広島文化学園HBGホール

4月15日(日) 12:30/15:30 福岡サンパレス

4月21日(土)・22日(日) 10:00/13:00/16:00 大阪・オリックス劇場