特別展「昆虫」が国立科学博物館で7/13より開催！

昆虫の驚くべき世界を一挙紹介!!

2018/07/13(金)※本記事は2018年7月13日時点の東京会場の内容となります。

特別展「昆虫」国立科学博物館で昆虫をテーマにした大規模特別展を開催するのは初めて

▼大阪展9/29(日)まで開催！チケット販売

国立科学博物館で昆虫をテーマにした大規模特別展である特別展「昆虫」がついに7/13(金)より開催されます。開催に先駆けて今回、内覧会の様子をお届けします。

地球上で知られている昆虫は、なんと約100万種！地球上に存在する生物種の半数以上が昆虫なんだそうです。実際には、さらにその何倍もの昆虫が存在すると言われています。本イベントでは、昆虫の体のしくみや能力、生態まで昆虫の驚くべき世界を多様な昆虫標本と展示演出で紹介。

音声ガイドには本イベントの“昆活”マイスター（オフィシャルサポーター）に就任した俳優・香川照之さん。第2会場には香川マイスターならではの企画も展示されています。また、会場マップは『ゆるふわ昆虫図鑑』で人気のじゅえき太郎さんの描きおろしとなっています。

特別展「昆虫」全長約2メートルもの昆虫たちがお出迎え

入口には、普段は小さく控えめな昆虫たちが全長約2メートルもの巨大な姿になってお出迎え。夏の代表的な昆虫のオオクワガタやミンミンゼミほか、オオムラサキ、ニホンミツバチといった昆虫たちが展示されており、迫力満点！また昆虫の下には鏡を敷いており、360度あらゆる角度から昆虫たちを見ることができます。

特別展「昆虫」数万点にもおよぶ標本回廊は必見。気になる昆虫標本が見つかるかもしれません

本イベントでは国立科学博物館ならではの充実した昆虫標本が各コーナーで展開されています。特に「昆虫研究室」コーナーにある標本回廊は必見。数万点にもおよぶ昆虫の標本は、どんなに昆虫に詳しい方でも初めて見る標本があるはず！そのほかにも昆虫標本の作り方や標本で使う道具、昆虫採集にて使う昆虫トラップなどが見られます。

特別展「昆虫」世界で1点しか存在しないヤンバルテナガコガネの「ホロタイプ標本」。管理担当者が最後まで公開をためらったという

さらには今回、ヤンバルテナガコガネの「ホロタイプ標本」が公開されます。「ホロタイプ標本」とは、その種の基準となる標本で、1つの種につき世界に1点しか存在しない貴重な標本のことです。貴重なため普段は博物館や大学といった場所に厳重に管理されていますが、今回はその標本を間近で見ることができます。

特別展「昆虫」世界でここだけしかみられないセイボウ（青蜂）の新種（未記載種）。ぜひ会場で！

また、本イベントでは、展覧会の開催に向けて、新種の昆虫を見つけるべく、九州大学・三田敏治助教の調査に同行し、インド洋マダガスカルで、セイボウ（青蜂）の未記載種（まだ発表されていない種。今後論文発表を経て、新種として認定される）の採集に成功しました。世界でここだけでしか見られないのでぜひ会場で見てほしい。

なお、こちらの新種昆虫のネーミングキャンペーンを行っています。応募いただいた来場者の中から1人の名前を昆虫の名前（学名）としてつけるというもの。後日開催される「ネーミングセレモニー」で公表されます。

特別展「昆虫」生息している環境によって色や大きさが違うのがわかります