コンサート

【インタビュー】Doona × Billyrrom

【インタビュー】Doona × Billyrrom

Doona、Billyrromをゲストに迎えたスペシャルツーマンライヴが間もなく開催!

Doonaが主催するツーマンイベント『DUAL NOISE』が、4月25日に下北沢ADRIFTで開催される。今回のイベントに招かれたのは、以前から親交の深いバンドであるBillyrrom。互いにブラックミュージックをルーツに持ちながら、異なるアプローチでシーンを駆け抜けてきた2組が一つのステージで向き合う。まずはDoonaのGENKI(Vo, Gt)とBillyrromのLeno(Key/Syn)に、それぞれの音楽的スタンスについて尋ねると、このような答えが返ってきた。

「Doonaは『東京ニューミクスチャー』を掲げ、R&Bやロックなど様々なジャンルを1曲の中に取り込むような音作りをしています。ブラックミュージックを出発点に、それぞれのメンバーが持つ個性や好みをぶつけ合い、曲の中に落とし込んでいくスタイルですね」(GENKI)

「僕らもルーツはブラックミュージックです。以前は『東京トランジションソウル』と銘打っていた時期もあったのですが、肩書やコンセプトは移り変わっていくものだと思っていて。根っこの部分は変わらなくても、それをどう表現するかはその都度どんどん変わってきました」(Leno)

Billyrrom


そんな2組が出演する『DUAL NOISE』は、Doonaにとって初めての自主企画ツーマンイベントだ。

「以前EPを出した時にも自主企画をやったことはあるのですが、今回は自分たちのフェーズを上げることがテーマのイベントです。『ツーマン』という形式でしっかり向き合える相手として、Billyrromに声をかけました。というのも彼らは僕らの初ライブで、全員がDJとして出演してくれたんです。そういう意味では原点のような存在というか。リスペクトしているのはもちろん、ライバルという意識もある。ここでBillyrromとちゃんとやり合わなければ、Doonaの未来もない──それくらいの覚悟を持って挑むつもりです」(GENKI)

「僕らBillyrromにとっても念願でした。以前から何度か誘ってもらっていたのですが、なかなかタイミングが合わなかったのがこうして実現したことを、メンバー全員が喜んでいます。しかも僕は、Doonaのライブにサポートで参加したことがあるんです。そのとき、『もっとがっつり一緒にやれたら面白そうだな』と思っていたので、個人的にも感慨深いものがありますね」(Leno)

Doona


リスペクトし合いながらも、お互いに強く影響を与え合う両者。それぞれのサウンドの違いや魅力についても、率直な言葉が交わされた。

「Billyrromのライブは、初期の頃からずっと観てきました。最初はファンクやディスコの印象が強かったけど、今はポップスとしての美しさがどんどん際立ってきていて。特にボーカルの透明感とか、僕には出せないアプローチがたくさんある。正直、羨ましいです(笑)」(GENKI)

「Doonaを初めて聴いたとき、自分たちの初期衝動を思い出したというか……。重なるところがすごくあって、感動したのを覚えています。最初の頃は、正直GENKIのMCとかちょっと危なっかしい部分もあったけど(笑)、そこも含めて好きでしたね。今はライブの完成度もどんどん上がってきているし、『うかうかしてられないな』という気持ちです」(Leno)

Billyrrom


そんな2組の個性がぶつかり合う『DUAL NOISE』というタイトルには、どんな意味が込められているのだろうか。

「文字通り、『2つの異なる音(=ノイズ)』が交差する空間という意味です。DoonaとBillyrromは似ている部分もあるけど、もちろんまったく違う部分もある。そこがぶつかることで生まれるケミストリーを、来てくれる人に体感してほしい。今回のフライヤーは、異なる2色の花を一つに束ねて一輪の花に見えるようなビジュアルを用いることで、視覚的にもそのコンセプトを表現しました」(GENKI)

Doona


加えて、当日のフロアではそのフライヤーを撮影したカメラマンによる写真展示も予定されているという。音楽だけにとどまらない、アートスペースとしての演出にも期待が高まる。さらに、イベントと時期を同じくしてリリースされるDoonaの新曲「RUN」についても話が及んだ。

「この曲はほぼセッション一発勝負で作りました。ヒップホップやパンク、メタルなどを取り込みながら、自分たちの『今』をそのまま音にしたというか。もがいて悩んで、それでも走り続けたいという衝動が込められています。聴いてくれた人の心を奮い立たせるエネルギッシュな曲調でありつつ、歌っている内容はとてもパーソナルでリアルな仕上がりになりましたね」(GENKI)

「初めて聴いたとき、ジェットコースターみたいな曲だなと。本当に「RUN」というタイトルが相応しい勢いを感じるし、それでいてDoonaが『今、伝えたいこと』が詰まっている。実は以前、Doonaのメンバーと結構深い話をしたことがあるのですが、そのとき悩んでいたことへの彼らなりの『答え』が示されていることにも感動しましたね」(Leno)

Billyrrom


最後に、この夜を楽しみにしている観客に向けて、二人からメッセージをもらった。

「BillyrromとDoona、一見近いように見えて、実はまったく違うサウンドを鳴らすバンド同士。どちらもライブでしか伝わらない熱量があるし、『DUAL NOISE』でしか見られない景色があると思います。ぜひ、その違いと交差を体感しに来てほしいです」(GENKI)

「Doonaとは、向かっている方向はすごく近いけど、辿ってきた道が違うからこそ、ぶつかると面白い。今をときめく……とあえて自分たちで言いますが(笑)、そんな2バンドの対バンでしか味わえないケミストリーを会場で一緒に楽しみましょう!」(Leno)


インタビュー・文/黒田隆憲

【インタビュー】Doona × Billyrrom
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