シティポップ、AOR、R&B、ソウルミュージックなどの潮流を感じさせるバンドサウンド、そして、幅広いポピュラリティを感じさせる歌。平均年齢22歳のニューカマー、BEPERが音楽ファンの注目を集めている。
「都会的でクールなサウンドを基本にしつつ、ポップな楽曲でライブ会場を沸かせられる。そういうバンドでありたいというのはずっと考えていますね」(ARARIKU/Gt)
「ライブに足を運んでくれる方がすごく多くなって、他のバンドのライブに行ったときに“BESPERの方ですよね?”と声をかけられることもあって(笑)。自分たちの音楽が多くの方々に広まっているんだなと実感してます」(SHINJIRO/Vo)
「2022年の年末にメンバー3人(ドラム、キーボード、サックス)が脱退して、新メンバーが加入。テクニック面もマインドもさらに強くなって、バンドとして着実にステップアップできているなと」(SE/Ba)
「加入してすぐにセッションしたんですが、そのときからすごく楽しくて。もともとAORやシティポップが好きだし、自分がやりたいこととバンドから求められることがしっかり合致してるんですよね」(HAT/Key)
「リリースされている音源は打ち込みの曲も多いんですが、(ライブでは)それをどう生のドラムで表現するかが課題ですね。試行錯誤してますが、今日のリハーサルでかなり掴みました(笑)」(TAPPEI/Dr)
「BESPERの曲にとって、サックスは大きなポイントになっていて。僕はクラシック畑出身なんですが、メンバーのアドバイスをもらいながら、少しずつこのバンドの音楽性に馴染んできてます」(HINATA/SAX)
“おしゃれ”“洗練”“エモい”など、多彩なイメージをまとったBEPSERの音楽。「これからBESPERを聴く人に勧めたい1曲は?」と質問すると、こんな答えが返ってきた。
「普段はその人の好みに合わせておススメしているんですけど(笑)、1曲を挙げるとしたら『Bluest』。音楽にあまり詳しくない人でもノレると思うし、すごく音楽を知っている人にも何かを感じてもらえる曲なので」(ARARIKU)
「このバンドで最初に作った『Sweet Night』から聴いてもらって、そこから辿ってもらうのがいいかも。サウンドや描きたい情景を含めて、時期によってかなり変化しているので」(SHINJIRO)
「『寒空』はクールとポップの両方を備えている楽曲。個人的にも心を掴まれる曲ですね」(SE)
「すごく踊れるし、音質もいい『Secret Path』を勧めたいです。MV(https://www.youtube.com/watch?v=UtTJpIIzp_w)もめっちゃカッコ良くて、“こいつら、売れそうだな”と思ってもらえるはず(笑)」(TAPPEI)
「『Flight Time』はイントロから引き込まれるし、全体を通してすごくポップ。BESPERというバンドの雰囲気をわかってもらえると思います」(HAT)
「バンドに加入する前から大好きなのが『Bluest』。落ち込んでるときに聴くと元気になれます(笑)。『満たされた日』もいいですね。歌、ベース、ドラム、ピアノ、サックスとみんなのいいところが出せる楽曲じゃないかなと」(HINATA)
2024年4月2日(火)には東京のライブハウス「MANDLA」でワンマンライブ「BESPER Live at MANDALA」を開催。東京のど真ん中で洗練されたポップミュージックを堪能できる絶好の機会だ。
「新体制になって、演奏の技術やニュアンスの表現もかなり向上していて。これまでライブを観てくれた方は“印象が違う”と感じると思うし、初めてBESPERのライブを観る方にも楽しんでもらえるステージにしたいですね」(SHINJIRO)
「この6人になって初めてのワンマンなので、さらにパワーアップした姿を見せたいと思ってます。今回はシッティング(着席)なので、普段とは違った雰囲気のライブになると思います。」(SE)
「個人的には人生初ワンマンなんですよ。10曲以上演奏すること自体が初めてなので、チャレンジですね。会場では食事やお酒も楽しめるので、普段よりもちょっと大人な雰囲気で演奏しようかなと」(TAPPEI)
「新メンバーが加わって1年数か月経って、着実にバンドがいい方向に変わりつつあると思っていて。これからも活動は続きますが、次のライブでは自分たちの現在地を知っていただきたいです」(HAT)
「音楽の魅力はもちろん、“自分たちの気持ちも音を通して伝える”くらいの意気込みで臨みたいですね!」(HINATA)
ライブハウス「MANDALA」がある青山は、“都会”を象徴するおしゃれな街。バンドリーダーのARARIKUにとっても思い入れの深い場所だという。
「BESPERの音楽を通して描きたい東京のなかで、青山という土地は外せないですね。『Sweet Night』の歌詞にも出てくるし(“I walk alone in the Tokyo/青山あたりをうろついて”、自分も大学時代、毎日ように行っていて。そういう街で自分たちの音楽を伝えられるのは、すごく楽しみです。ただ僕らは、ぜんぜんシティボーイじゃないんですよ。東京で育った人の音楽ではなく、東京を外から見つめて、憧れてきた人間の音楽なんですよね」(ARARIKU)
取材・文/森朋之
BESPER 公演情報