かねあいよよか大暴れ! KenKenや奥田民生らが集結
【RISING SUN ROCK FESTIVAL 2018 in EZO現地レポ】
家族バンド・かねあいよよか、Kenken、奥田民生、聡一郎(CROSS ROADS)、Char(©RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:藤川正典)
▼かねあいよよか バースデーワンマンライブ2018開催! チケットはこちらから
8/10(金)、11(土)に「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2018 in EZO」(以下RSR)が石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ(北海道)で開催された。
1999年のスタートから今年で20回目の開催となるRSR。全ての入場券が完売し、総入場者数74,000人のオーディエンスを迎えて行われた。
2日目には「よよかの部屋」と称して家族バンド・かねあいよよかが登場。
「早熟」という言葉がこれほどふさわしい人はそういないだろう――。弱冠8歳、小学2年生のドラマー・よよかがステージに登場し、自身の身体より一回りも二回りも大きなドラムセットのもとへ向かい、椅子に腰掛けるやいなや「よよかの部屋へようこそ~」と、あどけない声で、まずは集まった観客に挨拶した。
「自己紹介がわりにドラムソロを披露します」と言ったのち繰り出されたのは、その小さな身体からは想像もできないほどパワフルでヘヴィなドラムさばき。先ほどまで彼女に対し「可愛い~」と、言葉を投げかけていた観客たちも、完全に度肝を抜かれ言葉を失っていた。
よよかの母・りえ(ヴォーカル・ギター)が「これからよよかのお友達を紹介します!」と言うと、なんとKenKenが登場! 想定外過ぎるゲストに観客たちは一気に沸き立つ。衝撃に拍車をかけるように続けて奥田民生が姿をあらわした。
豪華過ぎる“お友達”とともに、よよか自身が作詞作曲したという『ハッピー』を披露。天才的なドラムスキルに加えて、作詞作曲もできるというのだから、良い意味で本当に末恐ろしい。途中、奥田民生が間違って笑ってしまうシーンもあったが、よよかを筆頭に全員が心底楽しそうに演奏する光景は、観ているこちら側も何とも言えない多幸感に包まれた。
家族がステージを去ったところで、またもや“お友達”が登場する。次は一体誰が? と待ち構える観客たちの前に、CROSS ROADSの聡一郎と、そしてCharがやってきた。このとんでもないメンバーが集結して披露した曲はレッド・ツェッペリンの「Good Times Bad Times」。濃密過ぎるパフォーマンスに、思わずこの光景は夢か、幻か? と疑いかけたが、これは8歳の女の子が音楽を通じて大人も子どももひとつにした紛れもない現実だった。
弱冠8歳の彼女から溢れる底知れぬパワー、そしてキラキラした目で楽しそうに演奏する姿は終始グッときたし、これから彼女がどんな感動を与えてくれるのだろうかと楽しみになった。その反面、どうかこの先も彼女にとって音楽がただひたすらに「楽しいもの」であってほしいと、願わずにはいられない。
かねあいよよかの今後のスケジュールとして、10/14(日)に道新ホール(北海道)でワンマンライブ「かねあいよよかバースデーワンマンライブ2018」が開催する。よよか作詞作曲のオリジナル曲を含めて内容盛りだくさんで行われる。
現在、同ワンマンライブチケットが販売中。ぜひ、彼女のパワフルでヘヴィなドラムさばきを肌で感じてほしい。
©RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:藤川正典
プロフィール
かねあいよよか
《メンバー》
・よよか(8歳):ドラム、歌、キーボード
・りえ(母):歌、ギター
・あきふみ(父):ベース、ギター、キーボード、歌
《サブメンバー》
・しどう(弟):エアギター、おどり、ドラム
2015年6月、当時5歳のドラマー“よよか”を中心に結成した北海道石狩市在住の家族バンド。メンバー全員が作詞作曲しボーカルも務める。
2016年3月、CD『ハマナスの約束』を"よよか”が幼稚園児でレコーディング&リリースして大きな話題に。
2017年4月、小学1年生でレコーディングした2ndCD『センス!』をリリース。
2018年5月13日、初の全国流通CD『YO-YO-YO?』をリリース。
公演情報
かねあいよよか バースデーワンマンライブ2018

開催日
10/14(日)
時間
開場 15:30/開演 16:00
会場
北海道・道新ホール
備考
無料託児コーナーあり
未就学児は保護者様膝上に限り無料。座席が必要な方はチケットが必要