【インタビュー】脇田もなり
「私はまだここで歌っています」という想いを伝えたくて
2012年~2016年まで大阪発ガールズグループ・Especiaのメンバーとして活躍。その当時から定評のあったクール&キュートの両面を表現できる稀有な歌声でもって、現在はソロアーティストとして各方面から注目を集めている。しかし、グループ卒業からの三年半には多くの苦悩や葛藤があった。
「三年前に上京してきたんですけど、当時は新しい事務所も何も決まっていない状態で『人生どうしようかな?』と思っていました。なので、引退という選択肢も頭にあったんです。そんなときにイックバルという素敵なバンドが『一緒に歌わないか』とシークレットゲストとしてライブに呼んでくださって。そのステージで『もしかしたら最後のステージかもしれない』と思いながら歌ったら、いまの事務所の方が観てくださっていて『ウチで歌いませんか』と声をかけてくださったんですよね。それで素敵な作家さんたちに曲を書いてもらってデビューすることもできて…だからいまもこうして歌い続けられていることに心から喜びを感じていますし、このまま死ぬまで歌っていきたいなと思っています」
こうしてソロデビューを果たし、生涯の仕事として歌手を続けていく覚悟まで持つようになった彼女。最初はグループでの活動との違いに困惑することもあったようだが、いまはソロアーティストとしての人生を謳歌しており、着実にライブの動員数も増やし続けている。
「作家さんからいただいた楽曲をひとりで表現していく。しかもグループ時代のように踊ってもいないし、ほかにメンバーもいないので、自分の歌だけで成立させていかなきゃいけない。だからソロデビュー日のライブなんて楽屋でずっと泣いていて。そばにいてくれたボイトレの先生から『大丈夫。もなりちゃんは天才だから』って励ましてもらったりして(笑)。そういう大変さはありましたけど、ここ一年だけで100本ぐらいのライブを重ねてきて、いまは『私はソロのほうが向いているかもしれない』と感じています。もともと遠慮しがちなタイプなので、なんでも自分でやっていかなきゃいけない状態のほうが動きやすいし、それで実際に『今度はここでライブがしたい』『次はツアーがやりたいです』って自分から発信してライブの規模もどんどん大きくしていけているので、楽しいですね」
そんなソロアーティストとしての確固たる自信も持てるようになった彼女は、7月31日(水)に3rdアルバム『RIGHT HERE』をリリースする。8月25日(日)から同作を携えた全国ツアー『“RIGHTHERE”RELEASE TOUR』を開催することも決定している。
「3rdアルバムでは『私はまだここで歌っています』『私は歌っていく人生を選びました』という想いを伝えたくて、これまでの活動で得てきたモノをすべて込めているんです。大人っぽい私もいるし、子供っぽい私もいるし、ファンキーな私もいるので、いろんな人に受け入れてもらえるんじゃないかなと思っています。あと、今回のツアーは、地方は初めてDJセットでライブさせていただくんですよ。音源に自信があって、本当にレベルの高い作家さんたちに作っていただいているので、純粋にその素晴らしさを体感してもらいたくて。で、東京はバンドセットなんですけど、こちらはいままでで最も豪華な内容になると思います。なので、楽しみにしていてください!」
プロフィール
ワキタ モナリ
'16年2月末に“Especia”を卒業後、一時活動休止を経て、同年11月に1stシングル「IN THE CITY」でソロデビュー。7月31日(水)に3rdアルバム『RIGHT HERE』をリリースする。
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— ローチケ ライブ (LIVE) (@l_tike_live) 2019年7月16日
月刊ローチケ7/15号にインタビュー掲載中の脇田もなり様より、
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公演情報
“RIGHT HERE”RELEASE TOUR
8/25(日)16:30 石川・puddle social
9/7(土)12:00 愛知・TIGHT ROPE
9/8(日)12:00 大阪・Noon+cafe
9/16(月・祝)16:00 福岡・Kieth Flack
9/23(月・祝)16:00 東京・渋谷クラブクアトロ
インタビュー・文/平賀哲雄
構成/月刊ローチケ編集部 7月15日号より転載