【インタビュー】ビッケブランカ

2025/4/15(火)

ポップミュージックの悦楽・興奮・新しさを体感する
『North America & Japan Tour 2025』開催決定！

ビッケブランカは、自らのポップミュージックを常に更新させ続けているアーティストだ。

昨年9月には、約3年ぶりのニューアルバム『Knightclub』を発表。槇原敬之、絢香とコラボした新曲『Yomigaeri （with 槇原敬之＆ 絢香）』、海外公演での経験を反映したダンスチューン『Never Run』などを収めた本作は、彼のポップセンスがジャンルレス／ワールドワイドに発展していることを示した作品だった。さらに本作を引っ提げたツアーを敢行し、年末には“ファンが一堂に集まることができる場所”をコンセプトに掲げたライブイベント第4弾「RAINBOW ROAD -號-」を東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催。ステージパフォーマンスにおいても、新たな進化を見せつけた。

そして2025年、ビッケブランカは新たなアクションを起こす。キャリア史上最大の日米大陸ツアー（『North America & Japan Tour 2025』）だ。

「5月にアメリカ、6月から8月にかけて日本。海外でのライブはたくさんやってきましたけど、こういうツアーの組み方は初めてですね。めちゃくちゃ楽しみです」

気になるのはライブの内容。ヒット曲、代表曲だけではなく、今年に入ってから制作されている新曲もセットリストに組み込まれる予定だという。そこには“オーディエンスと一緒にライブで曲を作り上げたい”という意図があるのだとか。

「新作を引っ提げるのではなくて、ライブで新曲をどんどんやって、その後にリリースするのも面白いかなと思って。ツアーのなかで新しいフレーバーが盛り込まれることもあるだろうし、アレンジや演奏もフレキシブルにやっていきたいですね。以前は“制作してるときは自分と向き合い、完成されたものをライブで披露する”という感じが強かったんですけど、いろんな場所でステージを経験することで、みんなでフィーリングを合わせて曲を強くしていくのもいいなと。今回のツアーは、そういうマインド的な変化も反映されていると思います」

つまり今回のツアー（『North America & Japan Tour 2025』）は、現在進行形のビッケブランカ、その変化と進化ぶりをリアルタイムで体感できるというわけだ。新曲に関しても彼は「シンプルに言うと、自分にしか作れない曲ですね」と胸を張る。

「もともと“誰にも書けない曲を書く”というのが自分のテーマだったんですよ。メジャーデビューしてからはあえてJ-POP的なわかりやすい曲だったり、海外のライブで感じたことを曲にしたり、いろんなテイストで制作してきて。今年はジャンルを意識しないで、とにかく自分にしか作れないものを作ろうというところに戻ってきてますね。もう既に“何これ？”っていう面白い曲がどんどんできているので、この調子でいきたいと思ってます。どれもちょっとヘンなんですけど(笑)。それをポップに昇華してこそのビッケブランカなので」

さらに「最近よくミュージカル音楽を聴いていて。そういう要素も取り入れていきたいですね」というコメントも。ポップミュージックの悦楽、興奮、新しさを思い切り体感できるツアーになるのはまちがいないだろう。

「これまで通り“前回とは同じことをやらない”という形になると思いますが、絶対に楽しい時間になるので、変化していくビッケブランカを見届けてほしいですね。ツアーをやるいちばんの動機は“みんなに早く会いに行きたい”という超シンプルなことなんですよ、じつは。日本各地、アメリカに行って、“また来たぜ”って言いたいだけなんですよね」

誌面連動Q&A

• Q.
  手土産を選ぶポイントは？

A.
「“絶対に今まで一度ももらったことがないだろう”というようなものを渡そうと思っています。もちろん手土産はなにをもらっても嬉しいと思いますが……。せっかくその人のために時間を使うなら、やっぱりサプライズをしたい気持ちがありますし、初めての感覚を味わってほしいですよね」