【インタビュー】SPYAIR
デビュー10周年イヤーとなる記念すべき野外ライブ、今年も開催!
2005年に名古屋で結成してからメジャーデビューまでの約5年間はライブハウスでファンを“待つ”のではなく、自分たちからバンドを知らない人のところへ“行く”という想いから、「栄公園」を中心にストリートライブを続けていたSPYAIR。2010年に「LIAR」でメジャーデビューを飾ってから今年で10周年を迎える。
IKE この10年間挫けそうになることも幾度となくありましたが、“大丈夫! SPYAIRなら!!”って思ってくれるファンがいてくれていたから、ここまで続けられていると思うんです。
メジャーデビュー直前の2010年6月、インディーズ最後にして100本目のストリートライブ『野外ライブFINAL』を開催。インディーズバンドとしては異例の2,000人近い観衆が栄公園を埋め尽くすなか、ずっと支えてくれたファンや家族、そして自分たちの原点であるストリートライブへの思いを込めた楽曲「Just Like This」を披露。その日以降“Just Like This”とは、彼らの真骨頂である単独野外ライブだけで披露される特別な曲、そして単独野外ライブだけに冠されるタイトルとなった。デビュー翌年には念願の日比谷野外音楽堂で初の“Just Like This”を開催。さらに原点を振り返り“野外のでっかい会場でライブをやりたい!”という熱い想いから、結成10周年・デビュー5周年を迎えた2015年より毎年、富士急ハイランド・コニファーフォレストに場所を移し1万5千人を集める『JUST LIKE THIS』を行っている。
UZ “JUST LIKE THIS”を毎年やるというのが、このバンドにとって絶対欠かせないことの1つであって、自分自身もこの場所でしっかりSPYAIRを感じたいし、届けたいなって思っています。
IKE “JUST LIKE THIS”はファンのみんなが一緒にいてくれてこそ創り上げられるSPYAIRにとって特別な場所なんです。ライブの正解は1つじゃない。たくさんの正解をファンのみなさんと一緒に見つけていくことが毎年やる意味なんだと思うんです。10年目、15年目、20年目…そこを目指してこのイベントを続けていきたいと思ってます。
2016年には“ロックスター”をテーマに掲げ、まさに“ロックスター”然とした佇まいでバンドの勢いを見せつけ、2017年は終始あいにくの悪天候に見舞われながらも、テーマに掲げた“ROCK KINGDOM”を富士の麓に建国。前年をはるかに上回る土砂降りに見舞われた2018年は豪雨さえも味方につけ、バンドの底力を見せつける圧倒的なパフォーマンスで、SPYAIR史に忘れ得ぬ伝説を刻んだ。
MOMIKEN 2018年の土砂降りは忘れられないですね。何事もなく無事終わったあと、みなさんと一緒だったからこそ乗り切れたという感じがありました。一つの高い壁を乗り越えたって。これがあったから“なんでもかかって来いよ!”っていう心強さと逞しさが身に付けられたんじゃないかな。
KENTA “JUST LIKE THIS”は僕らにいろんなことに挑戦させてくれるきっかけを与えてくれてる特別な場所。この5年続けてきてるからこそファンと僕らが一緒に成長してきてる場所なんじゃないかなと感じられるものがありますね。
そして、3年ぶりに雲間から日差しが差し込む天候に恵まれた2019年は“スポーツ”をテーマにSPYAIRらしいエンタテイメント性に富んだ、華やかで力強いパフォーマンスを見せつけ、“JUST LIKE THIS”の歴史を彩る新たな1ページを刻んだ。
KENTA 今年もこれまでとは違う何かを、そしていい意味で裏切っていくステージをお見せしたいです。
UZ この1年間でメンバーそれぞれが経験を積んで挑むステージ。今年はさらにパワーアップしたSPYAIRを見せたいです!
MOMIKEN デビュー前にずっと夢見ていた野外の大きなステージでこうやって毎年ライブができるというのは、ファンのみなさんが支えてくれていたからだと心から感じてます。今年はSPYAIRの記念すべき年。ワクワクしかないです!
IKE 6年目の富士急! 今年はアニバーサリーだし、カンカン照りがいいですね! 今年も一緒に盛り上がりましょう!
このSPYAIR恒例の夏の一大イベント“JUST LIKE THIS”。今年も7/18(土)に開催決定! SPYAIR10周年の夏にご期待ください!
プロフィール
スパイエアー
IKE(Vocal)、UZ(Guitar&Programming)、MOMIKEN(Bass)、KENTA(Drums)の4人からなる4人組ロックバンド。愛知県出身。
公演情報
JUST LIKE THIS 2020
7/18(土)17:00 山梨・富士急ハイランド・コニファーフォレスト
インタビュー・文/編集部
構成/月刊ローチケ編集部 2月15日号より転載