【インタビュー】ソナーポケット

2023/5/1(月)

ソナーポケット

デビュー15周年を迎えたソナーポケット。
思いっきり笑って、思いっきり泣いたあの時に寄り添ってくれた曲たちを
ソナポケと一緒に思いっきり歌う、
そんなアニバーサリーツアーが開催!


『好きだよ。 ~100回の後悔~』『365日のラブストーリー。』『世界で一番ステキな君へ。』『100年先まで愛します。』をはじめ、数々のラブソングを世に送り出してきた“ラブソングマスター”ソナーポケット。
デビュー15周年を迎える9月より全国ツアー「Sonar Pocket 15th Anniversary Tour ~僕らの軌跡~」の開催が決定!15年を振り返って今の想い、そしてツアーへの意気込みを語ってもらった。


matty「15年と言われてあっという間という印象と、思い出してみるといろんな出来事があったから、ソナーポケットとしてスタートした時から変わらないところ、ここまで積み重ねてきたからこそ3人の関係も濃くなっているところもあって感慨深いですね。何より3人誰一人欠けることなくやってこれて良かったな、というのが素直な気持ちです。」

eyeron「たくさん楽曲を作って、ライブをやって、15年間音楽を続けてこられたというのは誇れることじゃないかなと思っています。最初はこんなに続けられると思ってなかったですから、ソナーポケットを続けることでたくさんの夢を見ることができたし、ファンの皆さんの応援があってたくさんの夢を叶えることができました。自分も人として、アーティストとして成長することもできたと思います。ココまで良くやってこれたな、ホントにありがたいと思っています。」

ko-dai「小学生の頃に聴いてくれていた子供たちは社会人になっているし、「学生の頃に聴いていた思い出の曲を結婚式で流しました!!」とメッセージを頂いたりすると時間の流れを感じます。でも自分は毎日ソナーポケットとして過ごしているから15年という実感が無いんですけども(笑)、そういう声を聞くとやっぱり嬉しいですよね。10周年の時にはその先にあるこの15年をイメージできましたが、デビュー当初は「音楽業界で勝負できるんだろうか」みたいな、とにかく「怖い」という気持ちばかりで、5年後、ましてや15年後なんて想像すらできませんでした。1年1年、応援して下さるファンの皆さんの声に支えられてその不安が少しずつ解消されていって、こうして“楽しみな15周年”を迎えられるのがホントに嬉しいです。」

eyeron「ko-daiと音楽をやり始めてmattyが加わって、楽しく遊んでいたその延長線上にプロの音楽活動がスタートしたので、最初はホントにココが自分たちの居場所なのか、自分に向いているのかなんて全くわからなかったんですよ。でも応援してくれているファンの皆さんに支えられて“自分の居場所”とか“存在意義”を見つけることができたのは間違いなくて。歌を作ってライブをしても、誰もそこにいなかったら活動を続けるエネルギーもパワーも生まれてこなかっただろうし、何のために音楽をやってるのか?と問われたら、間違いなく応援してくれる皆さんがいてくれたからですよね。」

matty「デビュー前に作ったCD-Rと紙資料をいろんなところに配っていたら、すぐにテレビ出演が決まって、事務所に声をかけて頂いてトントン拍子にデビューが決まったんですが、そこから紆余曲折いろんなことがありました。先が見えなくて苦しかったり、不安を抱えて過ごした時間も、今思えば自分たちには良い方に作用したのかなと思います。とにかく曲を作ったし、キャンペーンにもどんどん行ったし。」

eyeron「日々クリアしなければならないことに追われていた感覚で、とにかくやるしかない!という毎日。余裕がなかったですよね。今みたいに俯瞰で全体を見るなんて当時は出来なかったけれど、そういうエネルギーがあったから曲が生まれたり、ヒットに繋がったりしたんだと“今は”思えますが、当時はそれなりにキツかった(笑)。」

ko-dai「とにかく名前だけでも覚えていってください!」ってイベントライブに出演するたびに連呼した時期もあったよね。どういう曲が世間に届くのか試行錯誤だし、リリースした曲のランキングも気になるし。“今年ブレイクするアーティストランキング”に名前はあるけどなかなかブレイクしないみたいな状況で(笑)。周りからのイメージと自分自身のギャップに悩むこともあって、新人はみんな経験することではあるけれど、そこから抜けるまでがホントに大変でした。」

eyeron「あの時の感覚は不思議だったよね。「期待されたい」とは思っていたけれど、本当に期待される存在になったらこんなに大変なんだ、と思いましたよね(笑)。」

ko-dai「聴いてくれる人がいるからソナーポケットの歌を届けたいと思ってやってきたし、ライブに来てくれる人がいるから全力で楽しんでもらえるパフォーマンスを届けようと頑張れたので、ファンの皆さん、曲を聴いたり歌ったりしてくれた皆さん、ライブに来てくれた皆さんがいつでもソナーポケットの大きな原動力だったのは間違いないです。」

eyeron「本当にありがたい存在です。みんなに支えてもらって、腐らず、コツコツ書き溜めた曲があったからその1曲1曲が繋がっていって今があると思うと本当に感慨深いものがありますね。」

matty「苦労もあったけど、そういう時間を積み重ねてきたこと、紡いできた曲たち、応援してくれる皆さんがソナーポケットの今を支えてくれています。途中でやめちゃったらそこまでだし、続けないと生まれてこなかったモノ、曲もたくさんあっただろうし。簡単なようでいて簡単じゃない、ツアータイトルにもした「軌跡」という言葉に繋がるんでしょうね。」

ko-dai「ソナーポケットを15年続けてこれたことが今となっては自分の一つの実績、自信になりました。」


メンバーそれぞれの思い入れのある曲について。


eyeron「やっぱり『Promise』ですね。この曲は自分の人生を変えてくれた1曲です。当時はクラブでラブソングを歌ってる人もいなかったし自分もまだちょっと照れがあった頃ですけども(笑)、その分目立ってて結果的に今の道を開いてくれた曲です。タイトルの通り、あの時約束しなかったら今こうして15周年を迎えることはできなかったと思うし、圧倒的に思い入れのある曲です。ライブの時、アンコールに出る前に会場のみんなが必ず歌ってくれるんですけども、コロナ禍の時、歌うことも声を出すこともママならず、拍手だけのアンコールだった時に「ホントに声が無いんだ」っていう衝撃がありました。今回のツアーでは声出しが解禁になったから、みんながまた『Promise』を歌ってくれたら、ステージに出ないでずっと袖で聴いてるかもしれないですね(笑)。」

ko-dai「僕は『365日のラブストーリー。』かな。この曲でテレビに出演できる機会が増えたり、リリースイベントをやった時、10倍以上人が集まって、急に周囲の環境が変わったのを鮮明に覚えています。今まで通りの感じでイベント会場に行って、もちろん警備員さんも変わらず1人だったんですけども、表に出たら見たこともない人が集まっててモミクチャになって、体中触られるし頭に巻いていたタオルが引っ張られて、その勢いで頭がモゲそうになりました(笑)。忘れられない思い出です(笑)。」

matty「僕はやっぱり『ソナポケ☆DISCO』ですかね。ツアーの定番曲で、シングル曲ではないけど会場の盛り上がりを支える1曲なので、ラブソングだけでないソナーポケットを見せれる曲だと思っています。」

ko-dai「『ソナポケ☆DISCO』の間奏はmattyの独壇場だったから、ホントにいろんなことやったよね。盆踊りしたりパラパラやったり。でもガイシホール(名古屋)でやったロボットダンスは本当にヤバかったよね(笑)。」

matty「No練習で本番に臨みましたからね(笑)。」

eyeron「mattyのパフォーマンスの前に俺が「matty‼今日は何を見せてくれるんだい!」って煽るんだけど、さすがに驚いたよね、「ロボットダンスかいっツ!」って。それも完成度が低いし全然盛り上がらなくて(笑)。」

ko-dai「いろんなことに挑戦したよね。」

matty「本番のリハーサルよりも、その部分のリハーサルの方が長いっていう話もありましたから(笑)。今回のツアーではその当時の演出家さんが参加してくれるから、もしかしたらそんな展開が再び見れるかもしれないですよ(笑)。」


ソナポケ15年のエンタテインメントを楽しんでもらいたいのはもちろん、
みなさんにとっての10年、15年の時間と僕らの時間をこのツアーで重ね合わせて
何より歌を聴いて欲しいし、一緒に歌って欲しい。
“周年ならでは”のツアーにしようと思っています。


ko-dai「ようやく今回、客席からの声出しもOKになるのは本当に嬉しいです。考えてみるとそういう制限なくやれるツアーは2018年以来5年ぶりなんですね。コロナ禍ではみんなに協力してもらって声を出さす、一生懸命拍手をして頂いてライブは実施できましたが、お互いやっぱりどこか満たされない部分もあったと思うんです。だから僕らの15周年ではあるけれど、一緒にソナーポケットの真骨頂の100%以上のライブを作りたい、感じたいというのが今回の大きな目標ですね。」

matty「ライブはステージと客席のキャッチボールだから、声援が無いことがどれだけ寂しいか、それまで当たり前だった空間がこんなにも尊いものだということを再確認しました。元に戻せる今回のツアーは皆みなさん以上に自分たちが楽しみだし、みなさんに楽しんでもらえるように精一杯頑張ろうと思ってます。」

eyeron「当たり前だったことが当たり前にできなかった数年を経験したからこそ、このツアーはみんなで一緒に歌って騒いで楽しんでもらえるライブにしたいな思っています。僕らは“ラブソングマスター”という代名詞がつくくらい、たくさんのラブソングを歌ってきましたが、1曲1曲に皆さんの思い出や物語があると思うんです。自分たちの15年もそうですが、みなさんの15年の間の思い出や「今」を持ってきてもらって一緒の時間を共有したいですね。」

ko-dai「曲によってみなさんの思い出があると思うんですよね。その時を素直に思い出してもらいながら、青春を取り戻すような時間になったらイイですよね。ラブソングは人の心の中で生き続けてくれると思うんです。例えば10年前に『君と見る未来。』を結婚式で使ってくれたカップルが、10年後に今もそのまま幸せでいてくれれば温かい思い出の曲のままだし、もし今は別々の人生を歩いていたとしたらこの曲は切ない思い出の曲に変わっているかもしれない。ラブソングって時間の経過とともにいろんな変化をすると思うんですけども、15年経って僕らが歌ってきた僕らの曲の聴こえ方がみなさんの人生の中でどう変わっているのか、みなさんにとっての10年、15年の時間と僕らの時間を今回このツアーで重ね合わせることができるのがステキだなと思うんです。」

matty「多くの方がソナーポケットというグループを知るきっかけになった効き馴染みのある曲たちをメインにやる予定ですし、ライブ会場で一緒に歌ってくれたファンの笑顔を思い出しながらセットリストを考えています。ソナーポケットという名のもとに集まることができる時間を思いっきり楽しみたいと思っています。」

eyeron「今年しかできないツアーなのは間違いないですからね。みんなで集まってソナポケイズムを堪能して欲しいし、楽しんで欲しいです。まずはみんなと一緒にこのツアーを完走して、そこでまた見えることもあるし感じることもあってまたひとつ思い出が作れると思うんです。だからこそ、今まで一緒に過ごしてきたファンの皆さん、もしかしたら少し間が空いてしまって久しぶりの皆さんにも集まって頂いて、一緒に歌って一緒に笑って、一緒に何かを感じるツアーにできたらイイですよね。ぜひ遊びに来てくださいね。」

ソナーポケット

プロフィール

ソナーポケット

2008年シングル『Promise』でメジャーデビュー。いつでも「ポケット」に入れて持ち運べるような心に寄り添う歌を届けたいという願いからソナーポケットと命名。心に響くメロディーラインとどこか哀調を帯びたヴォーカルのko-dai、本質から目をそらさない真っすぐな言葉を届けるeyeron、ベーシストからトラックメーカーへ転身したmattyによる「ラブソングマスター」の代名詞を持つ3人組。

公演情報

Sonar Pocket 15th Anniversary Tour ~僕らの軌跡~

  • 09/15(金) 狭山市市民会館 大ホール
  • 09/17(日) オリックス劇場
  • 10/01(日) 福岡市民会館 大ホール
  • 10/09(月・祝) 昭和女子大学人見記念講堂
  • 10/15(日) 一宮市民会館
  • 10/28(土) 広島JMSアステールプラザ 大ホール
  • 11/03(金・祝) 松山市総合コミュニティセンター キャメリアホール
  • 12/03(日) トークネットホール仙台(仙台市民会館) 大ホール

インタビュー/もりひでゆき・ 文/金丸優子
構成/月刊ローチケ編集部

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Sonar Pocket(ソナーポケット)

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