【インタビュー】SOIL&“PIMP”SESSIONS

新しい挑戦をする姿を観にきてほしい
SOIL&“PIMP”SESSIONSが、ニューアルバム『DAPPER』をリリース。5人体制になって初の新作は、これまでの音楽性から幅を広げた、多彩なゲスト陣が参加した作品だ。バンドの新たな姿が刻まれたアルバムについて、アジテーターの社長が答えてくれた。
「メンバーが5人になって、新しいバンドだってくらいに気持ちを入れ替えて制作に入りましたね。すごくシビアな目で曲作りをしたし、結果的に強度の強いものが残っていきました。もはや全然デスジャズではないかもしれませんね。よりブラックミュージック的なメロウ感、グルーヴ感が前に出たアルバムになりました」
ジャズをベースに、ヒップホップ、エレクトロ、R&Bなどを織り交ぜた新たなサウンドスタイル。そして、三浦大知、野田洋次郎(RADWIMPS)、EGO-WRAPPIN'などの様々なフィーチャリングボーカルが、楽曲に華やかな彩りを与えている。リード曲の「comrade」は、三浦大知をフィーチャーした、心地いいメロウなミッドチューンとなっている。
「大知くんとはこれまでも共演したことがあったので、自然な流れで参加してもらったんです。曲は、彼のセクシーな低い歌が出せる、気持ちよく揺れるような曲になったらいいなと思って書いていきました。歌詞は大知くんが書いたんですけど、楽曲の世界観を話し合って、家族とか仲間とか、親しい人たちと楽しみを共有する大切さを歌うのがいいんじゃないかってことになったんです。結果、すごくいいものができました」
新たな挑戦が詰まったアルバムを引っさげ、久々の全国ツアーを開催する。
「レコーディングではかなりエディットして作り込んだので、それをライブでどう再現するかっていう、今までの自分たちにはなかった形で臨むんですよ。自分たちの今後の鍵を握るツアーになると思いますね」
アルバムだけでなく、ライブでも彼らの新たな姿を存分に味わえることは間違いなさそうだ。
「初の中野サンプラザ公演を含む今回のツアーです。新しい挑戦をしていく僕らの姿を、ぜひ観にきていただければと思います」
プロフィール
ソイル・アンド・ピンプ・セッションズ
ライブを中心とした活動が身上の5人組バンド。数々の国内外のビッグフェスに出演し、これまでに世界29カ国で公演を行う。
公演情報
TOUR 2018“DAPPER”
6/8(金)19:00 札幌cube garden
6/15(金)19:00 福岡イムズホール
6/16(土)18:30 岡山YEBISU YA PRO
6/17(日)18:00 広島クラブクアトロ
6/21(木)19:30 仙台darwin
6/23(土)17:30 Live House浜松 窓枠
6/28(木)19:00 名古屋THE BOTTOM LINE
7/8(日)18:00 大阪・味園ユニバース
8/1(水)19:00 東京・中野サンプラザ
インタビュー・文/土屋恵介
構成/月刊ローチケ編集部 5月15日号より転載