【インタビュー】シド

2026/9/15(火)

シド

ファンの方達のリクエスト、
僕らから提示する曲達にも期待してほしい

8月末に全29公演のライブハウスツアーを締めくくったばかりのシドが、10月から早くもホールツアー『SID HALL TOUR 2026 〜Re:Quest〜』をスタート。さらにキャリア初のリクエストベストアルバム『STORIES of SID』をリリースと、例年にも増してアグレッシブに2026年を駆け抜けている。

マオ「シドは結成23年ですが、最近結成当初みたいなノリが帰ってきていて。4人で会話をすることも増えたし、4人が求めることをしっかりやりながら、4人が違うなと思うことはもうやらないというか。残りのバンド人生を4人でしっかり歩いていけたらと思っています」

リクエストベスト『STORIES of SID』は「BALLAD」「BEAT」の2枚組。バンドにとって重要な『BALLAD』と『BEAT』という枠を設け、ファンからのリクエストを募った。

マオ「ファンのみんなとの思い出や、スタッフやチームで試行錯誤してやってきた思い出、いろんな思いを背負って初めて俺達のストーリーが生まれたと思うので、このタイトルはかなりしっくりきていますね」

ゆうや「どんな曲が来るのかある程度予想はしていましたが、意外な曲もたくさんありました。“こんな曲もあったか!”って気付かされたり。ファンの方がシドの曲に詳しいですよね(笑)」

Shinji「『アリバイ』という曲は、『BALLAD』や『BEAT』という大きな枠では難しい選択だったかもしれないけど、その中でも選ばれたことに皆さんからの愛を感じました」

明希「僕ら自身も新たな発見がありましたし、これから先のセットリストにかなり影響を与える気がします」

収録曲はどれもファンにとって思い出深い楽曲が選ばれているわけだが、メンバーにとって印象深い楽曲はどれだろうか。

Shinji「『夏恋』は、当時住んでいたアパートで結構な音量で制作をしてしまって隣人さんに怒られたという過去がある曲で、思い入れがあります。同時にとても反省しています」

ゆうや「『ミルク』ですかね。この頃はイタリアで映像作品を撮っていたんですけど、そのときのことを思い出します」

明希「『one way』はレコーディングから勢いをとても大切にパッケージした楽曲で、それがライブでちゃんと表現されていて毎回フロアに伝わっている気がしますし、僕らのライブではかなり重要な位置にある楽曲だと思います」

マオ「どれもその時々のシドを色濃く映し出してくれているような曲達なので、選んでくれたファンのみんなへの信頼感、安心感みたいなものをあらためてすごく感じました」

また、新曲として収録される「泥濘」に関してゆうやは、「ライブで身体を揺らせる曲」と表現。Shinjiも「雰囲気溢れる楽曲に仕上がった」と手応えを感じている。

明希「シドのもつ歌謡曲のテイストをサウンドにもしっかり反映することを意識して作曲やレコーディングに挑みました」

マオ「今の自分にしか書けないものが書けたと思います。書いている途中もそうだし、書き終わったときに久々に“きた!”と感じました」

今回のホールツアーではファンからのリクエストコーナーも実施されるが、『Re:Quest』というタイトルには、『もう一度=Re、探求する=Quest』という、彼らの思いが込められている。

マオ「ファンのみんなと“シドとは何か”というところに、もう一度一緒に立ってみる。それがここから先の活動にもつながっていくような、かなり重要なツアーになると思います」

明希「ファンの方達のリクエスト、プラス僕らから提示する曲達にも期待してほしいですね」

プロフィール

シド

'03年に結成した4人組ロックバンド。メンバーはマオ(Vo)、Shinji(Gt)、明希(Ba)、ゆうや(Dr)。'08年に「モノクロのキス」でメジャーデビュー。

公演情報

SID HALL TOUR 2026 〜Re:Quest〜

  • 10/17(土) 17:00 神奈川・厚木市文化会館
  • 10/31(土) 18:00 愛知・岡谷鋼機名古屋公会堂
  • 11/14(土) 18:00 大阪・オリックス劇場
  • 11/21(土) 18:00 福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール
  • 11/23(月・祝) 18:00 千葉・市川市文化会館
  • 11/28(土) 18:00 東京・Shibuya LOVEZ
  • 11/29(日) 17:00 東京・Shibuya LOVEZ

インタビュー・文/山口哲生
構成/月刊ローチケ編集部 9月15日号より転載


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