【インタビュー】SPICY CHOCOLATE(渋谷レゲエ祭2023)

2023/8/15(火)

KALMA

CHEHONらも登場。
ノンストップでレゲエを体感する渋谷レゲエ祭2023

レゲエサウンドクルー・SPICY CHOCOLATEが主催する大型レゲエフェス「渋谷レゲエ祭」。今年で15周年を迎え、音楽シーンの中でも屈指の長寿イベントであり、シーンを牽引するこのフェスについて、SPICY CHOCOLATEを率いるKATSUYUKI a.k.a.DJ CONTROLERはこう話す。

「始めた頃はこんなに続くとは思っていませんでした。昔から来てくれている人が、このイベントでパートナーと出会い、今では子どもと一緒に来てくれるようになっていたり。そういう奇跡を手助けできたかと思うと本当に嬉しい。そういったベテランリスナーも、若いリスナーも一緒に楽しめるのが、このフェスの良さなのかなって。そして、オーディエンスのみなさんが居心地良く楽しめる環境づくりを心がけていますね」

昨年からレゲエやヒップホップの聖地である川崎クラブチッタに場所を移した渋谷レゲエ祭。今年も、昨年に続きチッタで行われる。

「20年近く前に、SPICY CHOCOLATEとして最初に大きなイベントを打ったのがクラブチッタだったので、また原点に戻って、新鮮な気持ちを僕としても感じています」

音楽が途切れることなく流れ続け、矢継ぎ早にアーティストが登場し、DJミックスのようにノンストップでパフォーマンスが展開される、リスナーを飽きさせないスリリングな構成も特徴だ。

「50曲以上の楽曲を連続でプレイして、いろんなアーティストが入れ替わり立ち替わり参加していくスタイルは、渋谷レゲエ祭ならでは。この日にしか見られないような、アーティスト同士のコンビネーションや、新しいアプローチも、ライブを通してオーディエンスの皆さんにも新鮮に感じてもらえると思うし、すごく贅沢な内容になると思います。どのタイミングで誰が出るのか、その組み合わせの妙も楽しんで欲しいですね」

今回の出演者には、湘南乃風からHAN-KUNとSHOCK EYE、「韻波句徒」で「THE FIRST TAKE」にも出演したレゲエアクトであるCHEHON、Z世代の等身大を歌うシンガーソングライターの當山みれい、そして「Lifetime Respect」でJ-POPシーンにレゲエを注目させたDOZAN 11など、幅広いアーティストが参加する。

「他にもSpinna B―ILLやEXPRESSなど、しっかりとオーディエンスを楽しませる人選を迎えています。これからも新しい発表があるので、期待してください」

また、ライブやSOUNDのパフォーマンスに加えて、レゲエアーティストとラッパーがマイクを通して戦うMCバトルのエキシビションマッチも行われる。

「昨年に続いて「渋谷レゲエ祭 vs 真ADRENALINE」として、バトルタイムも設けています。レゲエのビートを使ったり、ヒップホップとレゲエのルールをミックスしたり、これまでにないバトルになると思うので、楽しみにして欲しいですね」

コロナ禍でも配信を通して、休むことなくレゲエと音楽の楽しみを提供してきた渋谷レゲエ祭。

「今年は配信を予定していないので、歓声も含めて、この3年間で閉じ込められてきた感情を一気に解放したいですね。オーディエンスやこの世界に元気を与えるのは僕たちの役目だと思うし、生のパフォーマンスとスピーカーからの爆音を通して、音楽のエネルギーをリスナーに現場で受け止めて、体感して貰えたら本当に嬉しいですね」

プロフィール

SPICY CHOCOLATE/すぱいしーちょこれーと

'94年に活動を開始したKATSUYUKI a.k.a. DJ CONTROLER 率いるレゲエサウンドクルー。'09年より渋谷レゲエ祭を主催。

公演情報

渋谷レゲエ祭2023

  • 10/29(日)15:30 神奈川・川崎CLUB CITTA'

出演

【HOST SOUND】SPICY CHOCOLATE
【ARTIST】HAN-KUN、SHOCK EYE、TEE、ハジ→、當山みれい、CHEHON、寿君、RAY、Spinna B-ILL、EXPRESS

インタビュー・文/高木“JET”晋一郎
構成/月刊ローチケ編集部 8月15日号より転載

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