【インタビュー】さくらしめじ

 

さくらしめじ

初の野外ワンマンは「気温に負けない熱さで」

 

超特急、DISH//らが所属するEBiDAN発のフォークデュオとして2014年に結成されたのが、田中雅功、髙田彪我によるさくらしめじだ。中学生時代に47都道府県を巡るフリーライブツアーを経験しており、観客を自然と笑顔にさせるそのライブの楽しさ、アットホーム感には定評がある。

髙田彪我 昨年のシングル『あやまリズム』がアニメ『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察』(TBS系)のエンディング主題歌になったことで、家族で来ていただけるお客さんが増えまして。最近は男性のお客さんも見かけるようになって、いろんな方に曲を聴いていただけているのがうれしいです。

4月4日(水)発売の1stフルアルバム『ハルシメジ』では、疾走感のあるリード曲「スタートダッシュ」を筆頭に、多彩なサウンドに挑戦している。

髙田 一見さくらしめじっぽくない縦ノリの曲でも、歌詞では『僕らはこうなんだ!』ってズバッと言い切れないような、やや気弱なところがあって(笑)。それもひっくるめて、僕ららしいといえるアルバムです。

Every Little Thingの伊藤一朗が提供した「靴底メモリー」で2人が作詞を担当するなど、本人たちが作詞や作曲に挑戦した楽曲も多く、成長の片鱗を見せてくれる。

田中雅功 僕が作詞した『でぃすとーしょん』は反抗期がテーマで、僕自身の経験はもちろん、友達にもいろいろリサーチして書きました。他の曲も含めて、今の僕たちだからこそ表現できる1枚になったと思います。

現在、全国ライブハウスツアー『菌育 in the 家はうす』を敢行中の2人だが、そのファイナルとなるのが7月28日(土)の日比谷野外大音楽堂だ。

髙田 『真夏の星空ピクニック』と題して、野音でピクニックをしているような楽しい空間にしたいと考えてます。そこで僕らとお客さんが自然と一体になれるようなステージにできたら。

田中 結成からの4年間をすべて詰め込んだライブにしたい。僕らが今まで培ってきたものを伝えられるように、気温に負けないくらい熱くパフォーマンスしたいと思います!

 

さくらしめじ

 

プロフィール

サクラシメジ

'14年結成。田中雅功と髙田彪我の現役高校生によるフォークデュオユニット。1stフルアルバム『ハルシメジ』発売中。

 

公演情報

 

菌育 in the 家はうすファイナル!「真夏の星空ピクニック」 in 日比谷野外大音楽堂

 

7/28(土)17:30 東京・日比谷野外大音楽堂

 

 

インタビュー・文/古知屋ジュン

写真/山本倫子

構成/月刊ローチケ編集部 4月15日号より転載

※写真は本誌とは異なります