【インタビュー】Sakurashimeji

2025/9/15(月・祝)

6年越しのLINE CUBE SHIBUYA公演を開催！

昨年10月のデジタルEP『Sakurashimeji Classics vol.1』に続き、同シリーズのvol.2を6月にリリースしたSakurashimeji。ギターデュオとして活動している2人が、過去の曲をリアレンジして新たな生命を吹き込んだ作品だ。

田中「活動を振り返りつつ、今の僕らとして再レコーディングしています。昔の曲は最近のライブとは違うアレンジだったりしますので」

高田「初期の曲は中学生の頃、声変りをする前に録ったので、別人が歌っているみたい(笑)。昔と今を聴き較べると面白いと思います」

そして、10月22日にリリースする4thアルバム『唄うこと、謳うこと』の制作も進行中だ。

田中「バラエティに富んではいるんですけど一貫性があって、今後のSakurashimejiも見えるようなアルバムにしたいと思っています。新曲もいろいろ用意しています」

高田「全曲の作詞作曲を自分たちでしているアルバムは初めてです。アレンジャーさんに編曲していただいたのを聴くのが楽しいです。新品のスニーカーが入っている箱を開けるような感覚を毎回楽しんでいます」

来年の2月15日におこなわれるLINE CUBE SHIBUYAでのワンマンライブへの期待も高まる。同会場での開催が持つ意味はとても大きい。

田中「2020年の3月にLINE CUBE SHIBUYAでやる予定だったのですが、新型コロナウイルスの影響で中止になったんです。もともとバンドの音楽が好きだった僕にとってあの会場は目標でしたから楽しみだったんですけど、その一方で『今の技量でできるのだろうか？』という不安もあったんですよね。中止が決まった時に悔しい、残念、悲しい以外に、ホッとする部分もあった自分をずっと引きずっていたので、今ならばそれを払拭できると思っています」

高田「あの時は高校3年生でした。僕らはあの後にたくさんライブをやってきて、今では自分たちで曲を作るようにもなったんです。そういう今の僕らとして6年越しのリベンジができるのは、とても意味のあることだと思っています。今はあの会場のステージに立って全力を出しきれる自信があります。最近Sakurashimejiを知ってくださったみなさんにもぜひ観ていただきたいですし、ずっと見守ってくださっているみなさんにはぜひ来ていただきたいですね」

結成以来、ライブを常に大切にしながら活動してきた2人の歌声は、LINE CUBE SHIBUYAでも爽やかに響き渡るに違いない。

田中「ライブハウスの感覚のままやるのが一番いいなと思っています。みんなに歌っているというよりもあなたに歌っているというのは、僕らがいつも言っていることなんですよね。ホールならではの楽しみ方もありつつ、一緒にわちゃわちゃできるライブにしたいです」

高田「ホールはとても広いので、油断すると奥の方のお客さんが取り残されてしまうんです。そういうことは絶対になくしたいですね。どのライブでも目標にしていることですけど、全部の席が最前列、S席になるくらい気を引き締めて臨みたいです」

ライブや楽曲制作も含めた彼らの活動の源にあるものは、今回の取材中に聞いた次のような言葉が示しているのだと思う。

田中「『一番好きなのはなんですか？』と訊かれたら、『音楽』ってなっちゃいます」

高田「外出すると、行くのは楽器屋さんかラーメン屋さんです(笑)」

Sakurashimejiは、ピュアな音楽愛を深めながら歩み続けている。温かな歌声と音色に触れたい人に、ぜひ聴いていただきたい。

誌面連動Q&A

• Q.
  手土産を選ぶポイントは？

A.
田中「渡す相手のアレルギーを調べることが大事ですね。あとは個包装だといいですね」

高田「僕がやりがちなのは、しょっぱめのお菓子を渡すことです。どうしても差し入れは甘いものが多いし、人気ですけど、その中であえてのしょっぱいものを持っていきます。僕がしょっぱいものを差し入れることによって、甘いもの→しょっぱいもの→甘いもの→しょっぱいものの無限ループをつくりたいと思っています」