【インタビュー】坂口有望

 

坂口有望

17歳、未完の大器が臨む弾き語り&バンドツアー

 

現役女子高生シンガー・ソング・ライター坂口有望が、等身大の視線で日常や心模様を切り取った作品は鋭く瑞々しい。中学2年生の時に大阪のライブハウスで初めてステージに立ち、デビューを目指した。

「お客さんとして見に行ったときに、ブッキング担当の方から『音楽やってるの?』って聞かれて。その時オリジナルもなかったのに『やってます』って見栄張って(笑)。初めてそこで歌ったときは、めちゃめちゃ緊張してたのを覚えてます!」

そして一昨年、16歳の時、シングル「好-じょし-」でメジャーデビューを果たす。

「小さい頃からとにかくビッグになりたかったんです(笑)。だからデビューはスタート地点みたいに思っていました」

昨年3月には1stアルバム『blue signs』をリリース。

「私の青春の標識が詰まった一枚です。今書かんかったら絶対思い出されへんくなるやろうから綴るっていう、日記みたいな曲も多かったですし、生まれてはじめて書いた曲も入っていれば、ライブで温めてきた曲もあって自己紹介みたいなアルバムです」

最新配信シングル「3 3 4 1」は、NHK「みんなのうた」のために書き下ろした楽曲だ。

「幅広い世代の人が共感できるように、誰もが経験したことのある、人とお別れした後のなんともいえない気持ちを、『付箋』とか『パソコン』とか、パッと想像できる言葉で歌にしました」

3月からは弾き語りツアー『さよならネイビーtour』、5月からはバンド編成での全国ツアー『単、ジュン、メイ、会tour』を行う。

「3月のライブは、この紺色の制服とお別れしようというツアーなんです。高校を卒業するにあたって、自分もそれを機に成長しなあかんと思ってて。だから、今までを振り返りながら、これからをおさらいする、みたいな意味のあるツアーにしたい。5月からのライブは、正直まだ自分がその時どんな状態なのかもわからなくて予想がつかないんですが、受験から解放されているであろう私は、きっと今までのライブよりいい意味で落ち着いてて、かつハジけてて、すごいバンドツアーになると思ってます!」

 

プロフィール

サカグチ アミ

13歳の時、地元大阪で弾き語りライブを始める。昨年はアルバム「blue signs」を携え、全国7ヶ所をまわる初の全国ツアーを開催。

 

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公演情報

 

全国ワンマンライブ「単、ジュン、メイ、会 tour」

 

2019/5/10(金)18:30 仙台LIVE HOUSE enn 2nd

5/12(日)17:00 札幌KRAPS HALL

5/19(日)18:30 渋谷クラブクアトロ

5/25(土)18:00 広島CAVE-BE

5/26(日)18:00 福岡DRUM Be-1

6/9(日)17:30 梅田クラブクアトロ

6/23(日)17:30 名古屋クラブクアトロ

 

 

インタビュー・文/田中久勝

構成/月刊ローチケ編集部 1月15日号より転載