【インタビュー】Sadie

2024/12/15(日)

Sadie

止まっていた時間が動き出す新しいSadieの始まり！

ヴィジュアルシーンにメタルコアの要素を取り入れ、重いギターリフを中心にグロウルやシャウトなどの歌唱法を用いて、重厚感あるサウンドをバックに怒りや哀しみ、苦しみすべてをぶちまける歌と切ないメロディーのコントラストで、フォロワーたちに絶大なる影響を与えたSadieが、8年間の沈黙を破り、2024年に大復活した。

真緒／Vo「待っていてくれてありがとうの気持ちでいっぱいでした。演奏が始まってからは活動休止前と何ら変わりのないライヴでした」

剣／Gt「つまらないこの世界で頑張って、一人ひとりが生きてくれてたから再会できた」

美月／Gt「ブランクは感じなかったというのが本音。Sadieのライヴはこうだったというのをステージに立った瞬間に感じた」

亜季／Ba「印象的だったのはオーディエンスの声」

景／Dr「みんなの顔や声援、メンバーのパフォーマンス。一瞬で空白の時間が元に戻った」

復活後、いまの心境を表現してもらうと……。

真緒「“面白い”です。そもそも苦労や喜びも含め、面白いものを作ろうというのが再生を掲げたときのメンバーとの契りでしたから」

剣「シーンに“再襲撃”」

美月「“深化”。あらゆる面において、より深く表現できるようになった」

亜季「待っていてくれたファン、活休中にSadieを知ってくれたファン、また同じステージに立てるメンバーに“感謝”」

景「ファンのみんなと再会でき、メンバーともあの頃と変わらずにいられるこの温かい場所は“愛”でしかない」

こうして復活の狼煙をあげた彼らは自分たちが活休した9月21日、過去の哀しい記憶を塗り替えるように主催イベント〈THE UNITED KILLERS〉を「活休前、ともに時代を歩んできた同士のlynch.さんと、時代背景は違えどリスペクトしているキズさん」(真緒)を招いて開催。予定にはなかったDEZERT主催イベントにも「メンバー様から熱い直談判を受け」(真緒)出演した。このあと彼らは12月18日、Sadieの前期の作品から選曲したセルフカヴァーアルバム『THE REVIVAL OF SADNESS』に続くシリーズとして「中期を担う楽曲から選抜した」(真緒)アルバム『THE RIVIVAL OF DARKNESS』を発売。

各々、思い入れのある曲は？

真緒「「ドレス」。今作のアプローチも過去から現在というアレンジを施しました」

剣「1曲に絞れないからすべてです」

美月「「true word」。震災のタイミングに届けた曲。今回、より歌詞と歌が響くようになった」

亜季「「daydream」。今回、さらにメロディーを大切にしたアレンジになった」

景「「ドレス」。右手を骨折しながらMV撮影」

今発売後、2025年1月から20周年記念ツアー「悲壮」に突入する彼ら。こちらは1日目をmode of sadness,2日目をmode of darknessとして「それぞれ『THE REVIVAL OF SADNESS』、『THE RIVIVAL OF DARKNESS』を中心とした世界観をお贈りする」(真緒)2デイズ構成のライヴとなる。これで全国に復活後のSadieを届けた後、3月16日には日比谷野外音楽堂で20周年アニバーサリーライヴ「脈拍」を開催する。

真緒「20周年、過去を抱きながらも未来に向けてここからさらに加速する新しいSadie、その始まりの日となります」

剣「止まっていた時間をいっきに駆け抜けるから、お前たちも死ぬ気で楽しみに来てくれ」

美月「20周年の歴史と感謝を伝えます」

亜季「待ってます」

景「復活し、さらにカッコいいSadieを見せつける」