【インタビュー】Rihwa

2020/03/16(月)

 

過去の殻を脱ぎ捨てセクシーに進化したRihwaが全国ツアーを開催

 

ドラマ主題歌「春風」やCMソング「明日はきっといい日になる」などで、伸びやかな歌声を響かせる女性アーティスト・Rihwa。高い歌唱力や幅広い音楽性で評価される一方、温かなメッセージや朗らかなキャラクターに魅了される人も少なくない。3rdアルバム『WHO YOU R』は、彼女のそんな多彩な魅力が詰め込まれている。タイトルには様々な思いや意味が重なっているという。

「タイトルに悩んでいたとき、アレンジをお願いしていたSHUNさんが何気なく『今作は浮遊感があるよね』と言ったんです。そんなふうに、“浮遊感ある”“冬（の）Rihwa”……と、言葉遊びがきっかけでした（笑）。『私はどんな人であるのか』というメッセージは、いろんなタイプの楽曲を歌う私を知ってもらうこのアルバムにぴったりだなと感じました」

今作は型どおりに歌うより、自分の想いや感情に素直になれたと語る。自由な発想でレコーディングに挑戦でき、心から制作を楽しめたと目を細める。

「前作で、ケイティ・タンストール（スコットランド出身の世界的人気女性シンガー）とコラボした際、自宅のような簡素な環境で録音したのが衝撃で。プロとして整った環境できちんと歌うことも大切ですが、そのときに感じた思いをそのまま残すやり方はシンガーソングライターである自分に合っていると感じました。『夢灯り』という曲は作っているときから、背中を丸めてしゃがみながら歌うイメージだったので、スタジオでも座りながら歌いました。レコーディング用マイクは繊細なので、適切な距離を保って歌うのが基本。ですが、ハードなロックチューン『DON'T GET IT』では、既成概念にとらわれずマイクを握りしめてシャウトしました（笑）。心と体、声は繋がっているので、リアルな歌声が出せたと思います。そのせいか、聴いてくださった方から『セクシーな歌声だね』と言われることが増えて。今までにない誉め言葉なので、照れくさいですが嬉しいです」

 

 

本作には、ラテン調に乗せて出身地・北海道の名物、マリモの特徴を歌い上げる『MARIMO』のようなユニークなナンバーも。「インストアライブでは、既にお客さんとのコール＆レスポンスが生まれるほど人気曲になっている」と嬉しそうに笑った。

「尊敬するシンガーの先輩方もユーモラスなことを、かっこよく歌う曲を持っているので、いつか挑戦したいと思っていました。もともと楽しいことが大好きで、お客さんが笑顔になれることなら何でもしたい、というのが私のライブの信条でもあります」

いつの間にか笑顔になれるRihwaのライブ。昨年は作詞を手掛けた楽曲「ハイタッチ」（HTB開局50周年テーマソング）にちなみ、道内約40ヶ所を回って生歌を届けるなどしてライブ体力を鍛えてきた。ライブアーティストとしても成長を続ける彼女が、5月からはアルバムを携えたワンマンツアー「WHOEVER YOU R」を開催する。

「ライブに来てくださった方から、楽しかった、面白かったと言っていただくことが多いですし、皆さんが笑顔だと私自身もすごく居心地がいいんです。そのためなら、変顔だってしますよ（笑）。初めての方も絶対置いてきぼりにしませんので、テーマパークに遊びに行くような気軽な気持ちで来ていただけたら。見た後にふわっと心が軽くなったり、何か温かなものを持ち帰っていただけるよう1曲1曲、心を込めて歌いたいです」

 

 

 

公演情報

 

“WHOEVER YOU R” TOUR 2020

 

5/16(土)16:30 愛知・BLcafe

5/24(日)16:00 福岡・LIV LABO

5/30(土)18:30 岡山城下公会堂

5/31(日)18:00 岡山城下公会堂

6/6(土)16:30 宮城・誰も知らない劇場

6/13(土)16:30 神奈川・ランドマークホール

6/27(土)16:30 大阪・umeda TRAD

7/19(日)16:30 北海道・道新ホール