【インタビュー】Plastic Tree

2026/2/15(日)

Plastic Tree

アニバーサリーイヤープロジェクトの第3章が始動!

Plastic Treeが2027年のメジャーデビュー30周年に向けて展開しているアニバーサリーイヤープロジェクト『Plastic Tree Phylogenetic Tree Live/Tour 2025-2027』。その第3章となる、Act.3では、「シロクロニクル」と「剥製」という対照的な2作にフィーチャーしたツアーがおこなわれる。過去作を『再演』する試みでありながら、彼らが目指すのは『懐古』ではない。むしろ現在進行形のサウンドだ。

制作時期の異なるアルバムを今の感覚で通して演奏する。そこに有村竜太朗は「思いがけない新鮮さを見いだした」と語る。

有村「過去として俯瞰で見られる部分もあれば、今だからこそ感じられる新しさもあった。どの公演も“もう少しやりたかった”と思うくらい、興味深いライブでした」

Act.1で取り上げた初期作品について長谷川正は「過去とどう向き合い、それを今の自分たちとしてどう表現するかを強く意識した」と振り返る。結果として確認できたのは、過去と現在が断絶していないという事実。その手応えは、Act.2を経て確かなものになっている。

長谷川「“続いてきたバンドなんだな”と改めて実感できました」

『Plastic Tree Phylogenetic Tree Tour Act.3』でフィーチャーされる「シロクロニクル」と「剥製」は、質感も制作背景も大きく異なるアルバムだ。この2枚をフィーチャーする理由として有村は「会場との相性も大きな決め手だった」と明かす。

有村「『シロクロニクル』はライブハウスで演奏するイメージが強い一方、『剥製』はシアトリカル。アルバムの世界観と会場の特性を掛け合わせることで、きっと新しい発見があると思ったんです」

ナカヤマアキラは、アルバム2枚を並べた時のアートワークの対照性に注目しつつ、「難しく考えすぎず、Act.1やAct.2で得た感触を今回も大事にしたい」と語る。佐藤ケンケンにとって「シロクロニクル」は加入前の作品だが、「全曲通して向き合うことで、理解がより深まるはず」と前向きだ。

ツアー初日、そして7月にはファンクラブ会員限定の横浜公演も控えている。完成形へ向かう過程を最初に目撃できるという点で、ファンクラブ公演は特別な意味をもつだろう。

長谷川「特別な仕掛けを用意しているわけではないですが、ツアー初日ならではの緊張感や、プロトタイプ的なライブになる可能性はあります。曲に対する理解度が高いコアなファンが集まるからこそ、新しい発見を届けたい。どこかのタイミングで新しい曲も出せたら、という話も自然と出てきていますが、まずは今の自分たちにできることを丁寧に積み重ねたい」

ナカヤマは、全Actを終えた先に「映像作品やメモリアルブックなど、何らかの形でパッケージできたら・・・」と構想を膨らませるが、それはまだ先の話。

有村「まだ取り上げていない初期作品もあるし、2027年のファイナルに向けてやることはまだまだたくさんあります」

メジャーデビューを果たしてから、2027年でちょうど30周年を迎えるPlastic Tree。

有村「人生の中でも、30年続いたことはほとんどない」

ナカヤマ「他は洗顔と歯磨きくらいしか思いつかない」

佐藤も「まずは感謝」と述べつつ、「倍の60年を目指したい」とメンバーを鼓舞した。Act.3はその旅路の中間点であり、同時に新たな起点でもある。懐かしさと現在、記憶と更新が交差するステージで、Plastic Treeは今もなお進化の途中にいる。そんな姿をきっと見せつけてくれるはずだ。


誌面連動Q&A

  • Q.
    気分転換やリフレッシュしたいときにすることは?

A.
長谷川「Strayというゲームです。最近は自分が猫になって、謎解きをしながら冒険をするゲームにハマっていますね。世界観が近未来的で面白いんです」

ナカヤマ「自宅で窓を全開にすることです。作業に没頭しすぎてしまったときは季節関係なく窓を全開にします。空気を入れ替えると気分もスッキリするんですよ。みんなでいるときは、どうやったらみんなを爆笑させられるかを考えています(笑)。やるかどうかは別ですが!」

有村「お酒ですね。そのひと言に尽きます。友人と外で飲むことが多いです」

佐藤「コーヒーです。飲みすぎは良くないと分かってはいるのですが、つい飲んでしまいますね。近所のコーヒー屋さんに買い物に行くのも好きです」

プロフィール

Plastic Tree/ぷらすてぃっくとぅりー

有村竜太朗(Vo/Gt)、長谷川正(Ba)、ナカヤマアキラ(Gt)、佐藤ケンケン(Dr)によるロックバンド。独特の世界観で海外でも高い人気を誇る。

公演情報

Plastic Tree Phylogenetic Tree Tour Act.3

-a piece of “シロクロニクル”-

  • 5/1(金) 18:30 神奈川・横浜BAY HALL ※FC限定公演
  • 5/17(日) 17:00 兵庫・神戸Harbor Studio
  • 5/29(金) 18:00 愛知・NAGOYA ReNY limited
  • 6/7(日) 17:00 千葉・柏PALOOZA
  • 6/21(日) 17:00 東京・豊洲PIT

-a piece of “剥製”-

  • 5/10(日) 17:00 宮城・Rensa
  • 5/16(土) 18:00 大阪・松下IMPホール
  • 5/31(日) 17:00 京都FANJ
  • 6/5(金) 18:00 HEAVEN'S ROCK さいたま新都心VJ-3
  • 6/28(日) 17:00 東京・EX THEATER ROPPONGI

-a piece of “Curtain Call”-

  • 7/10(金) 18:30 神奈川・CLUB CITTA' ※FC限定公演

インタビュー・文/黒田隆憲
構成/月刊ローチケ編集部 2月15日号より転載


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